シニアが「最後の晩さん」に望むものは?
2011/03/01 07:11
ファミリーマートが運営する「おとなコンビニ研究所」は2011年2月25日、50代-60代の食の意識と実態に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、「人生の最後の食事で食べたいもの」として最上位に挙がったのは「寿司」だった。次点として「白米/ご飯」「みそ汁」がついており、最後には和食を食べたいとする傾向が強いことが分かる(【発表リリース】)。
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今調査は2010年10月9日から10月11日にかけて、全国の50-64歳の男女1200人(男性600人・女性600人)に対しインターネット経由で行われたもので、年齢階層は50-54歳・55-59歳・60-65歳で均等割り当て。既婚率は84.9%・有子供率83.6%。就業率は男性80.2%・女性45.8%。
「最後の晩餐(ばんさん)」というとレオナルド・ダ・ヴィンチによる絵画や、聖書に登場する一節が有名だが、すべての人には必ず「最後の晩餐」がやってくる。人生最後に取る食事として、どのような料理を望むだろうか。調査母体世代における「ご馳走」としてもっとも最初に頭にイメージされるであろう料理がトップについた。
↑ 人生の最後に食べたいもの(自由回答)
↑ 人生の最後に食べたいもの(自由回答)(男女別)
第一位は「お寿司」。次いで「白米/ご飯」「みそ汁類」と日本食が続く。回転寿司の普及で昔と比べれば「お寿司」そのものは高みの存在とは言い難くなったが、やはりカウンターで「時価表記」のお寿司は多くの人にとって至極の存在であり、最後を締めくくるのに適した存在であるという認識なのだろう。また、「ご飯」「みそ汁類」はシンプルで和食の基本・根幹であり、こちらも最後に口にする食事として納得がいく。
男女別が上位三位までのグラフ表記なのは、四位以降で回答が異なるため。男性は「ステーキ」「和食・懐石料理、刺身、カレー」、女性は「美味しい料理」「ステーキ、高級なもの」が続いている。男女とも「ステーキ」が入っているあたり(そしてトップの「寿司」と合わせ)、この世代の「ご馳走感」を再確認させてくれるというものだ。
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