シニアでも「太らなければもっと間食したい」女性は半数、男性も4割近く

2011/02/28 06:33

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お菓子を食べる御老体ファミリーマートが運営する「おとなコンビニ研究所」は2011年2月25日、50代-60代の食の意識と実態に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、男性で4割近く、女性で約5割の人が「太らなければもっと間食をとりたい」と考えていることが分かった。また男性は夫婦間、女性は友人や仲間とのコミュニケーションツールとして欠かせないという意見も多数に及んでいる(【発表リリース】)。



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今調査は2010年10月9日から10月11日にかけて、全国の50-64歳の男女1200人(男性600人・女性600人)に対しインターネット経由で行われたもので、年齢階層は50-54歳・55-59歳・60-65歳で均等割り当て。既婚率は84.9%・有子供率83.6%。就業率は男性80.2%・女性45.8%。

【江崎グリコ(2206)、ビジネスマンの勤務中における「ちょっと口休め」なおやつこと「男おやつ」が常識との調査結果】などにもあるように、大人になってもストレス軽減・疲労回復などを理由に、間食を取る機会は少なくない。また、単純に「朝食から昼食」よりも「昼食から夕食」の時間が長いため、空腹感でモチベーションが失われないようにちょっとしたものを口にするのは良くある話。一方で【「太ってる」自分で思うその原因 男子は「食べ過ぎ」女子は……?!】などにもあるが、一般論として「間食は太る原因」ともいう話もしばしば耳にする。

それでは今回の調査母体である定年前後の壮齢者では、間食に対してどのような思いを抱いているだろうか。いくつかの項目を提示し、同意するものについてすべて回答してもらった結果が次のグラフ。男女ともトップは「太らなければもっと食べたい」となった。

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↑ 間食に対する考え方(複数回答)
↑ 間食に対する考え方(複数回答)

「太らなければもっと食べたい」。女性はともあれ、男性も最大意見なのはやや意外な話。健康維持のために、間食は出来れば避ける・ひかえるべきだという認識は男女共通のようだ。

また、男性と比べて女性は多くの価値を間食に見出している。特に自分自身以上に友人・仲間、子供や孫など他人とのコミュニケーションアイテムとしての役割を重視している点には注目したい。男性が夫婦間を取り持つツールとして重要視しているのとは対照的だ。

一方、今調査の別項目では間食の頻度について尋ねているが、男性は3割、女性は1割足らずが「間食はしない」と回答している。

↑ 間食の頻度
↑ 間食の頻度(再録)

今調査項目で「もっと食べたい」系(特に健康維持との絡みで)の項目において女性の方が高回答率を示している点とあわせて考えると、「特に女性は健康が気になるが間食もしたい。男性はそれなりに間食を我慢できるものの、女性は”分かってはいるけど止められない”」という行動様式が見て取れる。

もっとも、女性の「太っちゃうのは分かるけど、でも間食したい・してしまう」というパターンは、何も壮齢者に限ったことではないのだが。歳を重ねても間食の点では乙女に変わり無し、というところなのだろう。



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