【更新】お年寄りの日常生活での楽しみ、トップは「テレビ・ラジオ」だが……
2011/02/23 06:30


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今調査は2010年10月に首都圏40キロ圏内の75歳以上(「90歳まで対象」という言及あり)男女個人に対して訪問面接調査方式で行われたもので、有効回答数は200。男女比・年齢階層比は非公開。
今調査において趣味や娯楽・レジャーなどで人生を楽しんでいると回答した高齢者は、6割近くに及んでいる。

↑ 趣味や娯楽・レジャーで人生を楽しんでいるか(再録)
それでは普段の生活の中では、どのような物事に楽しみを覚えているのだろうか。複数回答で該当する項目に答えてもらった結果が次のグラフ。【「テレビは欠かせない存在」6割近く、一方で「無くても困らない」も1/3】や【男性10-30代は「テレビよりインターネット」・年齢差きわだつメディアへの接触時間】など多数の他記事結果からも容易に推測できるように、テレビやラジオとする回答がもっとも多い。

↑ 普段の生活での楽しみ方(複数回答、上位十位)
冒頭でも触れているが「テレビ・ラジオ」が圧倒的なトップで、第二位の「友人とのお付き合い、おしゃべり」との間には14ポイントもの差がついている。いかに高齢者にとってテレビやラジオがかけがえのない娯楽であるかが分かる。
また、男女別で見ると、
・女性……友人との付き合い・おしゃべり、旅行・行楽・温泉、買い物・ショッピング
の項目で異性より高い傾向を示している。むしろ男女で同じような回答率の項目が少ないほど。また、男女の高めな項目を見比べると、男性がどちらかといえば「内向型」・女性が「外向型」傾向にあるのが分かる。性別トップでは男性が「テレビ・ラジオ」なのに対し女性が「友人との付き合い、おしゃべり」である点が象徴的だ(逆に男性は4割を切っている)。
歳を取ると男性は女性と比べて幾分シャイになる、と考えれば幾分の説明はつく。あるいは寿命の関係から、自分と同世代の知人が少なくなるのが内向的になる原因とも考えられる。高齢夫婦において、妻が夫と比べると外向的・アクティブに見える状況を良く目にするが、あながちそのイメージは間違っていないのだろう。
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