エビの天ぷらエビフライ、しっぽまで食べる?

2011/02/21 06:41

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エビのしっぽ[マルハニチロホールディングス(1334)]は2011年2月17日、エビとカニに関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、エビの天ぷらやフライを食べる際にしっぽまで食べる人はそれぞれ6割強・7割近くであることが分かった。わずかだがエビフライの方がしっぽまで食べる人が多い。男女別では男性の方が、世代別では若年層の方が食べる傾向が確認できる([発表リリース、PDF])。



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今調査は2011年1月24日から26日にかけて携帯電話を用いたインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000件。年に1回以上エビとカニ双方を食べたことがある15-59歳の男女を対象としており、男女比は1対1。年齢階層比は10代68人・20代171人・30代300人・40代357人・50代104人。

エビの天ぷら、あるいはエビフライを食する際、気になるのが「しっぽまで食べるか否か」。しっかりと火が通っていればカルシウム補充にもなるし、歯ごたえや味わいを好むこともあり、好んで食べる人もいる。一方で、その硬さや口の中に刺さるリスクを嫌って残す人も少なくない。自分の食べ方へのこだわりが少数派なのか否かという点を、気にしたことがある人も多いだろう。

今調査ではエビの天ぷら・エビフライそれぞれについて、しっぽを食べるか否かを聞いている。「食べたり食べなかったり」という中庸派も合わせれば、エビの天ぷらでは61.4%、エビフライでは67.6%が「食べる」と回答している。

↑ エビの天ぷらを食べる時、しっぽを食べるか食べないか
↑ エビの天ぷらを食べる時、しっぽを食べるか食べないか

↑ エビフライを食べる時、しっぽを食べるか食べないか
↑ エビフライを食べる時、しっぽを食べるか食べないか

ざっと見では天ぷら・フライ双方とも「女性より男性の方が食べる」「高齢者より若年層の方が食べる」傾向が確認できる。前者はお行儀の点、後者はのどや口内に刺さるリスクを考えてのことだろうか。また天ぷらとエビフライとでは、エビフライの方が食する人が多く、性別や世代別による差異も少ないようだ。天ぷらよりフライの方が抵抗感が薄いと思われる。

天ぷらとフライの違いが分かりやすいように、「食べたり食べなかったり」の回答を半分にして加算し、「エビのしっぽ食べない率」を算出したのが次のグラフ。どの層でも天ぷらの方が、食べない人の割合が多いのが改めて分かる。

↑ エビのしっぽ食べない率(「食べたり食べなかったり」を回答率の半分で加算)
↑ エビのしっぽ食べない率(「食べたり食べなかったり」を回答率の半分で加算)

また、天ぷら・フライ双方とも20代が一番少ない、言い換えれば「20代が一番しっぽを良く食べる」ことが確認できる。

エビのしっぽを食べる・食べないは個々のこだわりがあり、一概にどちらが良いか悪いかとは言い切れない。会食や家族との食事の際にエビが出た時、残して良いものか、食べるべきなのか、周囲を見渡しながら迷うこともある。今データでは(中央派を除外すれば)一応エビフライでは「食べる派」、エビの天ぷらでは「食べない派」が優位に見えるが、その差は大きなものではない。結局のところ、エビの種類や料理の仕方、自分の好き嫌いから総合的に判断し、他人の目を気にすることなく判断すれば良いのだろう。


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