レンジでチンする便利な食品「レンジアップ商品」、購入理由のトップは?

2011/02/14 12:00

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電子レンジのおもちゃマイボイスコムは2011年1月25日、いわゆる「レンジアップ商品」に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち6割を超えるレンジアップ商品飲食経験者においては、「短時間で準備ができる」を購入動機とする人がもっとも多く、6割近くに達していることが分かった。次いで「保存食として常備できる」「手順が簡単」などが上位についており、「手間暇かからず保存にも便利」な特徴が好まれていることが分かる(【発表リリース】)。



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今調査は2011年1月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万1894人。男女比は1対1、年齢階層比は10代1%・20代11%・30代30%・40代32%・50歳以上26%。

「カップヌードルごはん」「レンジアップ商品」とは世間一般には「レンジで完成する食品」、つまり「常温で保存が可能で、電子レンジで調理できる食品」「チンして食べられる食品」を意味する。今件調査では特にその中でも、「容器に収められていてそのまま、あるいは水を加えてから電子レンジで加熱して食べられる食品」を「レンジアップ商品(食品)」と定義している。いわゆるレトルトものは該当しないので注意が必要。以前【日清食品、カップヌードルの味をご飯で再現した「カップヌードルごはん」近畿地区で先行販売へ】で紹介した「カップヌードルごはん」が好例。

さて調査内定義での「レンジアップ商品」を食べた経験がある人は62.1%。大体1/3に該当する。

↑ 容器入り電子レンジ調理食品(レンジアップ商品)を食べたことがあるか
↑ 容器入り電子レンジ調理食品(レンジアップ商品)を食べたことがあるか

その62.1%の人に、レジンアップ商品を購入した理由を複数回答で尋ねたところ、もっとも多い回答は「短時間で準備ができる」だった。過半数の57.6%が同意している。

↑ レンジアップ商品を購入する理由(複数回答、利用経験者限定)(上位15位まで)
↑ レンジアップ商品を購入する理由(複数回答、利用経験者限定)(上位15位まで)

次いで「保存食として常備できる」「手順が簡単」までが半数超えの回答率を見せている。まとめ買いが出来、気が向いた時や「いざ」という時にすぐに・簡単につくれる。時間が常に不足している現代人にベストマッチの食品といえる。

また「火を使わずに用意できる」も実はポイントが高い。自分自身はもちろんだが、子供に調理を任せなければならない時、火を使う事によるリスクを避けることができるからだ。さらに火を使った調理中は得てして注意を配る必要があるが、電子レンジならばその場に拘束されることもない、他の調理や調理以外のことに時間を割ける。これもまた、時間が無い時に非常にありがたい話となる。

「できたかな」「食事の準備が出来ない時に便利」。これは「保存食として常備できる」と合わせて考えると「なるほど」と思うところがある。一人暮らしで体調不良の際、食事をとりたくても自分で創る体力や気力が無かった場合、出前を取る以外の選択肢として、レンジアップ食品に頼ることが可能となる。最近ではこってりしたもの、油身の強いものばかりでなく、あっさり風味のものも多いので、このような「非常時」のための「保険」として役立つ(【機能性飲料、トップはアクエリアス? それともポカリ?】で紹介した機能性飲料と合わせて備蓄することをお勧めする)。もちろん身体的な「非常用」としてだけでなく、料理の品数が足りなかったりお米を炊き忘れた時など、もっと身近な食の上での「非常」事態にも役立つのは言うまでも無い。

安売りでまとめ買いが出来る場合をのぞけば、レンジアップ食品を常食するのは色々と考えさせられるものがある(特に価格面で)。しかし今回の選択肢の上位にあるような「手間をかけずに食事を取りたい時」「非常用として」の手段として考えれば、頼りになるのは言うまでも無い。長所を活かし、上手に使いこなしていくのが得策といえよう。



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