古い携帯電話、8割は「手元に残す」
2011/02/05 07:06


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今調査は2011年1月3日から19日にかけて、15-39歳の男女1076人に対して携帯電話を用いたインターネット経由で行われたもので、男女比は534対542。年齢階層比は10代221人・20代437人・30代418人。
今調査母体のうち現在使っている携帯電話が1台目(はじめて・買い替え経験無し)の102人以外の974人に対し、直近で携帯電話・PHSを買い替えた際に古い端末にはどのような対応をしたかを聞いた結果が次のグラフ。約2/3は「自宅に置いている」で、次いで「自宅などで電話以外の用途に使用」「リサイクルとして回収に提供」が続いている。

↑ 直近で携帯電話・PHSを買い替えた時の古い端末の処遇(買い替え経験者限定)
「自宅に置いている」と「自宅などで電話以外の用途に使用」が別個の選択肢で用意してあることから、前者は「自宅に置いている(が、とりたてて使ってはいない)」ことを意味している。これは後ほど改めてリサイクル周りと共に詳細を解説するが、内部データを手元に残しておきたいため。

↑ 不要端末をリサイクルに提供したことがない理由(複数回答)(抜粋)
単純に「データを残しておきたい」と「流出がイヤなので手元に留めたい」とでは方向性は異なるものの、「他機能は使わない」が「手元に残したい」理由が分かる。後者は業者側でしっかりとした対応をしているはずではあるが、携帯電話内部の個人情報の重要性は極めて高いため、「もしも」を想定してしまうのだろう。特に携帯電話を積極活用する女性の方が手元保全率が高いところを見ても、手元に残す事由・残す人の心境が理解できる。
ちなみに、今後携帯電話の利用者においてスマートフォンの普及率が高まってくれば、納めている情報の重要性も飛躍的に増大する。当然保有者の「心配」も増すので、リサイクル率はますます低下するものと予想されよう。
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