海産物系が上位を独占・好きな全国有名駅弁ランキング
2011/01/21 07:04
検索エンジンgooにおいて実施されていた【好きな全国の有名駅弁ランキング】の結果発表が行われ、第一位には「いかめし(北海道)」がついた。ついで「かにめし(北海道)」「ますのめし(富山県)」など、海産物メインの駅弁が上位に名前を連ねている。
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goo ランキング |
好きな全国の有名駅弁ランキング |
1 | いかめし(北海道) |
2 | かにめし(北海道) |
3 | ますのすし(富山県) |
4 | 峠の釜めし(群馬県) |
5 | 柿の葉寿し(奈良県) |
→6位以降を見る |
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最近は交通機関の発達や移動そのものを優先する傾向からか、電車の中での駅弁を楽しむ機会も昔ほどでは無くなった感がある。それでも特にプライベートな旅行の際、各地方ならではの駅弁をお昼時にいただくのは、格別の楽しみであることに違いは無い。普段は口にすることも滅多にない、各地域独特の特産品や工夫を凝らした食材が散りばめられた、芸術作品のような駅弁たち。ただでさえ旅行先での食事は美味しく感じられるのに、フタを開けただけで、笑みがこぼれてしまうのは言うまでも無い。
また最近ではデパートの地下食品街では駅弁販売コーナーが常設されるようになり、食品系スーパーでもイベントとして各地の有名所の駅弁を発売することがある。後者の場合、普通の惣菜・お弁当と比べれば少々お高めなのだが、珍しさや艶やかさ、そして何よりも旅行に出かけた気分になれるという「雰囲気」が好まれてか、あっという間に販売ケースは空になってしまうこともしばしば。
さて今回の「駅弁ランキング」だが、トップについたのは「いかめし」。シンプルな形状にして深いその味わいは、多くの人の喉を鳴らし、唾液を分泌させていく。また、価格が比較的お値打ちなのもポイントが高い。
第二位は同じく海産物系のお弁当「かにめし」。「かに」といえばごちそうな食材の一つであり、それをご飯の上にぎっしりと敷きつめている情景は、まさらパラダイス状態。わざわざ自分で剥かずにすぐにむさぼり食えるのもポイントが高い。
第三位は「ますのすし」、以後「峠の釜めし」「柿の葉寿し」「石狩鮭めし」などが続くが、冒頭でも触れたように海産物系の駅弁が上位を占めているのが分かる。元々海に近い場所にある(&海産物が豊富な)駅では、その地域の特産品たる海産物が駅弁のメインディッシュになりやすい。そして日本は山岳地帯がほとんどで平野は海岸線沿いにしか無く、さらに昔の鉄道は馬力不足で山間部の行き来に苦労し、平野部を通るのが多かったことを考えれば、「鉄道は平野部に多い」「駅も平野部に多い」「平野部は海岸線に近い」「海岸線に近い地域では海産物が名物になることが多い」となり、自然に由緒ある駅弁の多くが海産物をテーマにするのも納得がいくというものだ。
単に美味しいというだけでなく、地域の歴史に一体化しているともいえる数々の駅弁。旅のだいご味として旅行時にはもちろん、機会があれば日常の食事時にも手に取り、旅気分を「味わって」みてはいかがだろうか。
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