ユカイで実用的な自転車たち
2011/01/17 07:05


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↑ 靴を履いた自転車
多種多様な自転車を創り楽しんでいるTodd Kundla氏の作品で、自転車の車輪のスポーク(骨組み)に靴を履かせたもの。アメリカのコメディテレビドラマあたりに登場しそうな自転車だが、実際に乗った人の話だと(振動がひどくて)首がもげそうになったとか。
氏の作品を収録したサイト(【Mutant bicycles】)には他にも色々な自転車を見つけることが出来る。多くは常人には理解し難いものだが、中には「これは良いかも」という発想のものも見出すことが出来る。

↑ 三輪車……?
例えばこれは前輪部分を二輪にした自転車。安定感が高い事この上ないが、良く考えてみれば方向転換に難儀しそうな気がする。後輪が二輪の自転車なら、その部分に荷物収納用のかごを配したタイプの自転車を良く見かけるのだが。

↑ 収納かご付き自転車、bagbike
本体中央部分にかごをつけ、お買い物の荷物運びを楽にするというもの。ハンドル部分にかごをつけた場合、荷物をそこに入れるとハンドル操作が難儀することを考えれば、確かにここに配した方が楽かもしれない。元記事を読むと画期的なアイディアのように評されているが、日本ではすでに実在していたような……?

↑ 雪かき自転車
普通の自転車の右側に廃物利用でサイドカーのようにもう一つ車輪をつけて、本体との間に雪かき用のモップを固定したもの。いわく「隣人は僕を変人扱いしているよ」とのことだが、確かに便利そうには見える。

↑ でもカーブでこのように難儀することは一目瞭然
しかしながら直線コースはともかく、曲がる際には非常に難儀してしまうため、実用性は今一つのようだ。Todd Kundla氏の前輪二輪自転車の前に、ブルドーザーのようなブレードを付けた方が実用的かもしれない。


↑ 買い物かご自転車
「これなら近所のスーパーまで買い物にいくのには便利だな」という感じの「cartrider」こと買い物かご自転車。買い物をした帰りは荷物を満載した今自転車を押して帰らねばならないのが難点。まだ以前紹介した、【世紀の大発明!? あれとアレを合体させたニュータイプな乗り物】の方が実用性が高いような気がしてならない。

↑ ルームランナー自転車。
ルームランナー自転車こと「Treadmill Bike」。ルームランナー上での動きをそのまま車輪上に伝えて、その上で「走る」ことによって自転車を「走らせる」というもの。はた目には地面上を走っているかのように見えて自転車に乗っているという、意味があるのか無いのか良く分からない、禅問答のような自転車。
実はこの自転車、現在【絶賛販売中】で価格は2500カナダドル(約21万円)と少々お高め。移動型ルームランナーと周囲からの羨望(あるいはあきれ顔)の眼差しを受ける権利を獲得できるのなら、決して安くは……ないのかもしれない。


↑ 使っているうちにバターになりそうな自転車
最後は今回紹介した中では最高に意味の無い自転車。廃品となった自転車からパーツをかき集めて再構築し、アトラクション的なものとして創り上げた物。見れば分かるように最大で9人まで乗ってこぐことができるものの、前進も後退も不可能。
恐らくはこれ以外にも、奇抜、あるいはアイディア賞的な実用自転車は多数存在するに違いない。多種多様生活の上で欠かせない、社会一般に広く浸透しているものからこそ、このような自由な発想のもとに色々な自転車が生み出されるのだろう。
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