「禁煙を やろうと思えば すぐできる」自信は女性で四分の一
2011/01/16 12:00


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今調査は携帯電話を用いたインターネット経由で、全国の20歳以上の女性で2010年9月の一か月間と2010年10月の一か月間にどちらも習慣的にたばこを吸った、と答えた553人に対して行われたもの。調査期間は2010年11月30日-12月3日。年齢階層比は20代102人・30代199人・40代211人・50代41人。
今調査母体で、調査時点において禁煙したい人は大体三分の二。禁煙意向は決して低くない。

↑ たばこを止めたいと思うか(再録)
それでは禁煙したい・したくないではなく、しようと思えばすぐに実践できる自信があるか否かについて聞いたのが次のグラフ。自分の(禁煙に限らず全般的な)意思の強さを聞いたようなものだが、全体では26.7%の人が「自信あり」派という回答結果になった。

↑ たばこを止めようと思えば、すぐにでも止められる自信がある
自信が無い人は過半数を超えており、禁煙したい意向の三分の二と合わせて考えると、「禁煙したいけど、自分の意思が弱いから止めるのは難しいな」という自己分析をしている人が相当数いるのが分かる。
また、全体的には「若年層」「日頃の喫煙量が少ない人」ほど禁煙の意思の強さを自認する人が多いのが分かる。ヘビースモーカーの人では「あてはまる」「ややあてはまる」を足しても1割強しかおらず、「自信がまったくない」と回答する人だけでも5割近くに達しており、グラフ上でも目立つ結果が出ている。
「自認している」禁煙意思の強さともいえる「あてはまる」と「ややあてはまる」を足した値をグラフ化したのが次の図。各属性の意思の強弱が手に取るように分かる。

↑ たばこを止めようと思えば、すぐにでも止められる自信がある(あてはまる+ややあてはまる)
年代別では30代以上になるとあまり年齢による差異はなくなるが、日頃の喫煙頻度による自信の強弱は明確に確認できる。
ただし自信の程と、その自信を現実のものとできるのかは、また別の話。年齢を経るほど、そして喫煙量が多い人ほど自信が無くなるのは、禁煙の難しさを体感した結果なのかもしれない。
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