【更新】Facebook利用者数の各国対人口比

2011/01/07 12:10

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人口先に【Facebookの利用者数と増加率上位国(2010年12月末分)】を掲載したところ、いくつかの意見をいただいた。中でも興味深かったのは【各国の人口に対する比率を知りたい】というものだった。確かに利用者数の各国人口比率は気になるところ。そこで今回は、先のデータを活用する形で「Facebook会員数の対人口比をグラフ化してみる」ことにした。



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Facebookの利用者数上位30位は先のデータにある通り。それに加えて日本については【Facebookの利用者分布など】で紹介したCheckFacebookから取得した(180万9960人)。

そして各国の人口だが、総務省統計局の【世界の統計】内にある「第2章 人口」の統計表のデータ算出元[国際連合人口部]から2010年データを取得(台湾が見つからなかったので、これは【外務省のデータを利用】)。これをもとに算出したのが次のグラフ。

↑ 2010年末時点でのFacebook会員数の対人口比
↑ 2010年末時点でのFacebook会員数の対人口比

利用者数上位30位と日本について算出した値を並べ変えたものだが、香港やカナダでは全人口の過半数がFacebook利用者ということになっている。ついでイギリス、アメリカ合衆国、オーストラリア、チリ、スウェーデンまでが4割超え。

注目すべきは先の記事で驚異的な伸び率を見せたフィリピンやインドネシア。それぞれ20.2%・13.8%でしかない。インターネット環境の浸透が遅れている(ため、携帯電話によるインターネットへのアクセスが急増している)ことを考えれば、伸びしろはまだ十分以上にあることが予想できる。同様の傾向はインド、メキシコなどでも確認できよう(特にインドは1.4%でしかない)。

日本はインターネット環境の整備率は高いものの、言語の壁は高く厚く(【英語が一番、では二番目は?…インターネットで使われている言語の普及率】)、また既存のソーシャルメディアの影響力も大きいことから、浸透率が低く抑えられてしまっている(インターネットコミュニティにおける文化の違いも要因の一つだろう)。

ともあれ、各国のインフラ普及率と合わせて見なおすと、色々と考えさせられる結果ではある。



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