今年度 お歳暮贈った 約4割 お菓子やビールが 贈呈上位に
2011/01/04 07:03
マイボイスコムは2010年12月27日、お歳暮に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、今年度お歳暮を贈った人・贈る予定の人は4割強に留まっていることが分かった。3年前の同等調査時と比べて10ポイントほどの減少が見られる。また贈った人においては「お菓子」を贈った人がもっとも多く、「ビール類」「肉加工品(ハムやソーセージなど)」が続いている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年12月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万2442人。男女比は47対53、年齢階層比は10代2%・20代11%・30代30%・40代31%・50歳以上26%。
お歳暮とは年末にお世話になった人に対して行う贈りもので、従来は直接訪問して感謝の意を表し、その際に行う贈りものが該当する。最近ではデパートなどから配送手続きを行ったり、インターネット経由で自宅から発注することも多い。また、このやりとりが頻繁に行われるため、この時期に商品のやり取りが活性化することをお歳暮商戦などと呼んでいる。
調査母体に対し今年度お歳暮を贈る予定がある・すでに贈った、あるいは贈るつもりはないかについて聞いたところ、贈らない人は58.5%。1件でも贈った人・贈る予定のあるは61.5%という結果になった。
↑ 今年度はお歳暮を何件贈ったか・贈る予定か
回答者の立ち位置や風習、経済状態などで変移は生じるわけだが、40歳以上が過半数を占める調査母体で6割がお歳暮送付ゼロというのは、ある意味ドライな感がする。同様の調査が3年ほど前に行われているが、やはり昔と比べると少なめになっているのが分かる。
↑ 今年度お歳暮を何件贈ったか・贈る予定か(過去との比較)
3年前は9月時点での問いなので、その後12月までに増減が生じている可能性もあるが、それでも「1件回答者が増加」「2件以上がそれぞれ減少」「贈らない人が10ポイント以上増加」という状況を見ると、贈呈者が少なくなっている傾向は否めない。
なお、贈った人にその内容を聞いたところ、トップは「お菓子」、次いで「ビール類」という順。それに続く「肉加工品」までが2割を超えており、この3種類が「お歳暮贈呈側御三家」と見て良い。
↑ お歳暮は何を贈るか・贈ったか(贈った人贈る予定の人限定、複数回答)
いずれもそれなりに高級感がただよい、日持ちもする。一度に大量に贈られる立場の人も、消費に困ることはないはずだ。
もちろん贈り先の事情に合わせて贈呈品の中身を決めるのは言うまでも無い(例えば下戸の人にビールを贈っても消費に困るばかり)。お歳暮も結局のところ、感謝の気持ちの具象化であり、その気持ちが相手をがっかりさせては何の意味もないのだから。
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