【更新】ツイッター あなたは何を つぶやくの? 二人に一人は 「今何してるか」
2011/01/03 07:15
スパイアは2010年12月28日、チャット的ミニブログ【ツイッター(Twitter)】に関する調査結果を発表した。それによると調査母体でツイッターを現在利用している人において、ツイート(発言)する内容としてもっとも多いのは「今何をしているか」だった。ついで「今の心境」「プライベートの報告」が続く。上位2位項目のみが4割以上の回答で突出しており、主にこれらがタイムライン上に展開されていることになる([発表リリース、PDF]>)。
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今調査は2010年12月10日から13日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数のツイッター利用者は1090人。その回答者の集計結果に対し、人口統計比率に合わせてウェイトバックが行われ、修正後の数字が各データに用いられている。
ツイッター周りの用語として簡単なものをまとめておくと、
・タイムライン……自分がフォローしている他人の発言の一覧。リアルタイムで更新される。
・フォロー……対象者の発言を自分のタイムラインに掲載させるのを許可すること。発言を追いかけるという意味で。
となる。それではツイート内容として、どのような事が語られているだろうか。複数回答で聞いた結果が次のグラフ。もっとも多いのは「今何をしているか」で過半数の人がツイートすると答えている。
↑ ツイート内容(複数回答)
【ツイッターのトリビアを書き起こしてみる】によれば、全ツイートのうち30%が現状説明、27%が個人的な会話とある。区分分けなどが異なるものの、本来の「つぶやき」の意味である「独り言(的な語り)」が上位を占めていることに違いはない。
興味深いのは第四位の「商品・サービス」と第六位の「おすすめ」。相手に信用されるか否かはともかくとして、多くの人が商品やサービスについて単純にツイートしたり、自分をフォローしてくれている人に勧めていることが分かる。もっとも【書き込みのリンク、あまり信用されてない? ツイッターでは「アクセスする」は2割少々】などで解説されているが、ツイッター上のリンクはあまり信頼されていないのも事実で、発信側の独りよがりになっている場合もある。
ツイッターの表示スタイルがチャットに近いため、ツイッターをチャットと勘違いしている人も少なくない。しかし冒頭の「チャット的ミニブログ」という表現からも分かるように、文字制限がキツく書き込みが非常にシンプルなブログと、自分の好きな人のブログの更新をリアルタイムで受け取れるシステムの組合せに過ぎない。「チャットみたいなものだし、独り言なのだから」と気軽な気持ちであらぬことをツイートして、色々と大変な目にあっておられる偉い方もいるようなので、改めて注意をしてほしいところだ。
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