「また来たか」携帯メールで一番に「面倒くさい」は頻繁送信
2010/12/28 06:33
DIMSDRIVEは2010年12月9日、「面倒くさい」に関するアンケート結果を発表した。それによると調査母体のうち携帯メールを使用する人において、もっとも「面倒くさい」と思うメールは「頻繁に送られてくるメール」だった。次いで「改行がされておらず読みにくい」「句読点が無く読みにくい」メールが続いている。男女別ではやや女性の方が、メールに対する面倒くささを強く感じているようだ(【発表リリース】)。
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今調査は2010年4月28日から5月13日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3802人。男女比は52.4対47.6、年齢階層比は10代0.6%・20代8.5%・30代28.1%・40代32.8%・50代18.9%・60歳以上11.0%。
「面倒くさい」という言葉のニュアンスには発する・表現される状況にもよるが、「手数がかかる」「わずらわしい」「やっかい」「うっとうしい」「大変」「ややこしい」「だるい」「拒否したい」など色々な意味合いの意味を込めて発せられ、解釈される。今調査母体のうち携帯電話のメールを利用する84.3%の人に対し、具体的にはどの解釈かを提示せずに単に「”面倒くさい”携帯電話の電子メールはどのようなものか」と尋ね、該当するものすべてに回答してもらったところ、もっとも多く同意を得られたのは「頻繁に送られてくるメール」だった。
↑ 受信して「面倒くさい」と思う携帯電話のメールは(複数回答、携帯メール利用者限定)
4割近い人が「面倒くさい」と答えているが、これは恐らく「わずらわしい」「うっとうしい」あたりの意味が強いと考えられる。ただし頻繁なメールでも送信相手によって微妙にニュアンスは異なる。例えば送ってきた相手がスパム業者なら「わずらわしい」「うっとうしい」「拒否したい」が強いが、仕事絡みで逐次状況が送られてくる場合なら「大変」「手間がかかる」の意味合いが強く、ネガティブな感情は小さくなる。そのような色々な意味に解釈できるという点で、「面倒くさい」という言い回しの便利さがあらためて認識できる。
第二位は「改行されていなくて読みにくい」、第三位は「句読点が無く読みにくい」と、メールの内容では無く表現方法での「面倒くささ」が上位に顔を見せている。第四位の「デコメなど装飾が多い」も合わせ、内容そのものへの反発では無いので、送信側が少々気を付ければすぐに解消できるタイプ。
これを男女別に見ると、興味深い傾向が確認できる。
↑ 受信して「面倒くさい」と思う携帯電話のメールは(複数回答、携帯メール利用者限定)(男女別)
全般的に男性より女性の方が回答率が高く、それだけ携帯メールでのやりとりにおいて「面倒くささ」を覚えていることが分かる。元々女性の方が携帯電話・携帯メールの利用頻度は高いだけに、面倒くささとの遭遇頻度も高い、ということだろう。
中でも男女間の差異が大きいのは「頻繁」「深夜着信」「疑問形・返信促し」。携帯電話のメールでのやりとりは、気軽に出来ることもあり、つい本人が目の前にいるかのように交わしてしまうもの。しかし実際には相手は別の場所に居て、自分の生活リズムの中で生活している人間。この事実を忘れると、送ったメールが相手にとっては「面倒くさい」という印象を持たれても仕方のないものとなってしまう。
便利なものであるからこそ、相手への配慮を大切にしたいものだ。
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