【更新】働く女性の「節約ターゲット」、食事・日用雑貨、それよりも…

2010/12/24 12:00

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節約イメージコクヨグループのカウネットは2010年12月21日、【わたしみがき】において有職女性を対象に実施した「お金と節約」に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち普段から節約を心がけている人約3/4においては、もっとも節約対象となるのは「ファッション」であることが分かった。次いで「日常的な食事」「飲み会・外食」と続いている。また一方で、節約をしている・したい人においてその理由を聞いたところ、6割以上の人は「将来への生活に不安を覚えている」のが原因であると答えている。将来への不安感が財布のヒモを引き締めているようだ([発表リリース])。



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今調査は2010年11月24日から29日にかけて、全国の有職女性に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は579人。職種比は会社員331人・パートやアルバイト111人・契約や派遣社員63人など、年齢階層比は20代92人・30代266人・40代221人。

調査母体において普段から節約を心がけ、それを果たしている人は74.1%。それらの人に対し、具体的にどのような項目を節約しているのかを聞いた結果が次のグラフ。「ファッション」がもっとも多く、次いで「日常的な食事」がついている。

↑ 有職女性の節約項目(普段から節約を心がけている人74.1%限定)
↑ 有職女性の節約項目(普段から節約を心がけている人74.1%限定)

「節約」というと外食の切り詰めが真っ先に頭にイメージされるが、それに該当する「飲み会・外食」は第三位。52.9%と高い値ではあるものの、優先順位は最上位では無い。有職の女性であることから、付き合いで避けられない面を考慮した結果とも考えられる。

元資料には年代別の回答率も掲載されているが、それによると「美容」「旅行」など多数の項目で経年と共に節約度数が上昇している。歳と共に自制が効きやすくなる、と考えれば納得も行く。

では節約するのにはどのような理由があるのか。「節約を心がけたいけどなかなか出来ない」と回答した人も合わせた、全体の98.8%に聞いた結果、将来へ不安から節約をしている人がもっとも多いという結果になった。

↑ 有職女性の節約している・したい理由(節約している・したい人98.8%限定)
↑ 有職女性の節約している・したい理由(節約している・したい人98.8%限定)

貯金イメージ「将来への生活に不安」という回答による節約は、そのまま「貯金」につながるわけだが、第二位の「給与が少ない・減少した」は「貯金」にすら回らない可能性がある。要は「余った分を貯め込むため」「足りない分をまかなうため」の2通りに区分されるが、回答率としては半々くらい。一方、「生活苦(の予想)」と「生活のステップアップ」の2通りにも区分できるが、この場合は圧倒的に前者が多い。昨今の景気状況をかいま見ることができる。

なおこちらもやはり元資料では、年代別の回答率も掲載されているが、全般的に「生活のステップアップ」は若年層ほど、「生活苦(の予想)」は歳が上の人ほど回答率が高い傾向を見せている。これもまた、歳と共に自制が効く、さらには子供をはじめ「必要経費」が増えてくるから、と考えることができよう。



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