普段はご飯、何杯食べる?
2010/12/16 12:10
gooリサーチは2010年12月14日、食生活に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、一食あたりに食べるご飯の量としては「茶碗一杯(150グラム)程度」とする人がもっとも多く、約7割を占めていることが分かった。全般的には男性より女性の方が小食で、10代・40代男性は4割近くが2杯食べると回答している(【発表リリース】)。
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今調査は2010年11月15日から18日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1295人。男女比は646対649、年齢階層比は10代から50代と60歳以上でほぼ均等割り当て。
調理時間や手間、起きがけは軽い食事との考え方から、朝食をパン食にする人は結構多い。【朝食はご飯よりパン 休日は特に】にもあるように、休日は特にパン食で済むす人が多く確認されている。今調査でも朝食にご飯を主に食べる人は38.3%だったのに対し、パンと回答した人は45.8%となり、「朝食はパン派」が優勢な結果となっている。
それではご飯を食べる人たちの、一食あたりに食べる量はどれくらいなのだろうか。「ご飯の量」といえば家族や職場・学校で共に食事をする人の様子を見るくらいだが、家族はともかく職場などではお弁当・食堂・外食店での食事シーンがほとんど。「おひつや炊飯ジャーからご飯を盛り、場合によってはお代りをする」という状況は滅多に見られない。案外他人の動向が気になる人も多いに違いない。
↑ 一食あたりのご飯を食べる平均量(一部概算)
元のデータが部分公開なので一部概算・集約項目化してしまったが、大体状況はつかめるはず。これを見ると大半の人が「一回の食事ではご飯はお茶碗一杯分」であり、「ご飯のお代りは少数派」であることが分かる。特に女性は「お代り」が少なく、「ご飯茶わん半分」の割合も多い。一人暮らし以外では気恥かしさもあるのだろう。
その「お代り」だが、男性は10代と40代で目立って多い。40代の母数が少なく結果がぶれているというわけではないので、働き盛りのサラリーマンは食欲も旺盛、と考えれば良いのかもしれない。ただし今回のグラフでは反映を断念したものの、男性10代ではお茶碗三杯は6.8%、四杯・五杯もそれなりの値が確認できる(恐らくは2-3%)。エネルギッシュと表現するしかない量であり、パワフルさではやはり10代の方が上。
もっともご飯の摂取量は、使っているお茶碗の大きさに左右されるところも多い。今回の調査では「ご飯茶わん1杯=150g」と定義しているが、実際にはご飯茶わんの大きさは多種多様で、通常サイズのものでも上下50gくらいは差異が生じるはず。大きさによっては自分自身が自覚している以上にご飯を平らげていることもあるので、ダイエットなどで食事制限をしている人は十分な注意が必要である。逆にいえば、お茶碗を小さめにすることで、同じ量でも(気分的に)より大きな満腹感を得ることも不可能ではないわけだ。
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