好まれるガムの銘柄、トップはクロレッツでもキシリッシュでも無くて…
2010/12/14 07:13
マイボイスコムは2010年11月25日、ガムに関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうちガムを食べている人において、もっとも多くの人が口にしている銘柄は「ロッテ キシリトール」であることが分かった。食べた銘柄のうち「最も良く食べている種類」でも最上位についており、同銘柄がガム界では最上位のメジャー銘柄であることが分かる。ちなみに順位に入れ違いはあるものの、次点には「キャドバリージャパン クロレッツ」「明治製菓キシリッシュ」「ロッテ ブラックブラックガム」がついている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年11月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万1878人。男女比は46対54、年齢階層比は10代2%・20代12%・30代32%・40代31%・50歳以上23%。
調査母体ではガムを食べない人は25.5%。食べるが「月1回未満」とごく稀な人は23.6%。残りの半分強が、ある程度日常的にガムを食べている。頻度を問わなければ約3/4がガムを食べる人に該当する。
↑ ガムを食べる頻度(再録)
それではこれら「ガムを食べる人達」はどのような種類のガムを口にしているのか。1年以内に食べた物を複数回答で聞いたところ、もっとも多くの人が選んだのは「ロッテ キシリトール」だった。
↑ 1年以内に食べたガム(ガムを食べる人限定、複数回答、10%以上回答項目のみ)
アルファベットの大文字「XYLITOL」のロゴで有名なこのガム、白樺や樫の木などを原材料としたキシリトールを用いており、デンタルサポートガムとして保健機能食品(特定保健用食品)にも指定されている。ガムが置かれているコーナーでは必ずといっていいほど見かけることができる、今や定番中の定番銘柄。
第二位の「明治製菓 キシリッシュ」もその名前から容易に想像ができるように、やはりキシリトール入り。口臭予防やかみ心地を楽しめるだけでなく、歯のサポートも期待できるため、多くの人が口にするのも無理はなかろう。
各項目の回答合計数がゆうに100%を超えるため、一人で複数の銘柄を購入していることは容易に想像がつく。それでは買ったガムの銘柄のうち、どれを一番良く食べているのか。当然一つだけ選んでもらったわけだが、こちらでも「ロッテ キシリトール」がトップについている。
↑ 1年以内に食べたガムのうち、最も良く食べるもの(ガムを食べる人限定、上位10位)
第二位と第三位の順位が入れ違っているが、こちらでも「明治製菓 キシリッシュ」と「キャドバリージャパン クロレッツ」がトップ3に入っていることに違いは無い。先の「1年以内に食べたガム」同様、第四位以降との回答率に大きな隔たりがあることから、現状におけるガムの御三家は「ロッテ キシリトール」「キャドバリージャパン クロレッツ」「明治製菓キシリッシュ」と見て良いだろう。
ここからはやや余談になるのだが。「良く食べている銘柄(複数)」「一番良く食べている銘柄(単数)」の2つが明示されたことで、「食べていると回答した人のうち、もっとも良く食べていると回答した人の割合」が算出できる。つまり「そのガムへのぞっこん惚れ込み率」とでも表現できるだろうか。
↑ 「食べた」と回答した人のうち「そのガムを最も良く食べた」と答えた人の割合(ガムを食べる人限定、上位10位)
興味深い事に「食べたことがある」「一番食べている」双方で4位以下だった「ロッテブラックブラックガム」が第二位に浮上している。「ブラックブラック」は好き嫌いが分かれるが、好きな人はとことん好きな人が多い、と考えて良さそうだ。
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