【更新】今年一番コツコツと頑張ったことは「仕事」、そして「節約」「貯金」
2010/12/10 12:00
田中貴金属は2010年12月8日、地道に継続的に物事を行い成果を蓄積していく様子を意味する「コツコツ」に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、今年一番「コツコツと頑張った」ことの筆頭に挙げられたのは「仕事」で、6割以上の人が「自分は仕事でコツコツと頑張った」と答えていることが分かった。次いで「節約」「貯金」が続いており、不景気な現状を背景にしてか、現実な傾向が確認できる([発表リリース今年一番コツコツと頑張ったことは「仕事」、そして「節約」「貯金」)。
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今調査は2010年11月22日から24日にかけて、インターネット経由で東京・神奈川・千葉・埼玉に在住の会社員に対して行われたもので、有効回答数は624人。男女比1対1、年齢階層比は20・30・40代で均等割り当て。
特に学習や仕事においては一極集中で一気に物事を片づけた方が効率的な事も多い。しかしだからといって、日々の継続的な努力や作業の積み重ねが否定されるわけではない。反復学習効果は馬鹿に出来ないものがあるし、習慣化が果たせれば効率も良くなる。さらに短期の集中作業では不可能な事も少なくない(例えば48時間ぶっ通しで筋肉トレーニングをしたからといって、すぐに筋力が付くはずもない)。
そのような「コツコツ」と行う地道な作業、努力について、今年自覚したものを複数回答で聞いた結果が次のグラフ。「仕事」が断トツで63.9%。逆風にも耐え、コツコツと仕事をこなしていく働き人たちの労苦がしのばれる。
↑ 今年一番コツコツと頑張ったことは(複数回答、全体で10%超えのみ)
冒頭でも触れているが、「仕事」の次は「節約」「貯金」とお金周りの事柄が上位を占めており、趣味趣向の項目はそれより少なくなっている。世情の不況感を再認識させてくれる感は否めない。
一方で「コツコツと頑張って失敗したこと」の最上位には「ダイエット」がついている。
↑ 今年一番コツコツと頑張って失敗したことは(複数回答、全体で10%超えのみ)
先の「頑張ったこと」の中には「頑張って失敗したこと」は含まれていないようで(もし含まれていたとすれば「ダイエット」の項目で、コツコツやった人が全体の10.9%、そのうち失敗した人が”全体の”19.7%となり、の計算が合わなくなる)、いかにダイエットが失敗しやすい行為であるかが分かる。「ダイエット」ほどではないが、「貯金」「節約」の項目も、頑張って失敗しなかった人と失敗した人との差異があまり無く、お金周りの「コツコツ」は意外に大変なことが確認できる。
少々分かりにくいかもしれないので、「コツコツ頑張ったけど失敗した人」「コツコツ頑張って失敗しなかった人」を合わせたグラフを生成しておく。
↑ 今年一番コツコツと頑張って失敗したことは(複数回答、全体で10%超えのみ)(失敗しなかった人+失敗した人)
コツコツとこなしていくという観点で見れば、「節約」と「貯金」は同じぐらい失敗しやすく、そして「ダイエット」はそれらをはるかに超えてたやすく失敗してしまう。同列に並べて比較するべきものではないかもしれないが、「ダイエット」の難しさが改めて分かる結果といえよう。
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