チルドコーヒー…飲む人約半数、コーヒーの中で一番飲んでいる人は約1割
2010/12/09 05:07
マイボイスコムは2010年11月25日、チルドコーヒーの飲用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、各タイプのコーヒーのうちチルドコーヒーを普段からもっとも良く飲んでいる人は1割強であることが分かった。一番か否かはともかく、飲んでいる人は51.8%のため、「チルドコーヒーを飲んでいる人のうち、コーヒーで一番よく飲んでいるのはチルドコーヒー」な人は2割強であることが分かる。また「一番よく飲んでいる」人における、チルドコーヒーの飲み頻度については、週一以上で約半数を占めているのが確認できる(【発表リリース】)。
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今調査は2010年11月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万1870人。男女比は47対53、年齢階層比は10代2%・20代11%・30代31%・40代32%・50歳以上24%。
プラスチックスの容器(大抵はやや底の方が狭い円筒形)にストローを差して飲むコーヒーのことを「チルドコーヒー」と呼んでいる。種類が多種多様に及び、オフィスで飲んでも邪魔にならず、万一横倒しになっても漏れることがなく、少しずつ飲むことができる。「チルド」という言葉から分かるように常温での保存が難しく賞味期限が短めだが、鮮度が高く風味を保てるのも人気の一つ。
前世紀末までは森永乳業の「マウントレーニア」がほぼトップを独走していたが、その後スターバックスブランドの登場(1996年)で首位交代。その後2005年あたりから、多彩なブランドが安価で登場するようになり、「チルドコーヒー」全体が人気を集めている。また、缶コーヒーなどは男性向けのものが多いが、チルドコーヒーが女性に受け、新しいコーヒー市場を開拓するきっかけになったのも飛躍の一つといえる。
調査母体においては、チルドコーヒーを飲んでいる人は51.8%。数あるコーヒーの種類の中で、チルドコーヒーを一番よく飲んでいる人になると12.4%という結果が出ている。
↑ もっとも良く飲んでいるタイプのコーヒーは?
やはり一番飲まれているのは缶コーヒー。全体の約1/3を占める。公開データでは詳細が記載されていないが、コメントによれは「男性は缶コーヒーが約半分」「女性は缶コーヒー・チルドコーヒーが約2割弱」とあり、やはり女性のチルドコーヒー好きが確認できる。
それでは「チルドコーヒーを一番飲んでいる」という人は、どれくらいの頻度で飲用しているのだろうか。最多回答層は「2-3本/月」で29.4%、次いで「1-2本/週」で28.7%という結果が出ている。
↑ チルドコーヒーの飲用頻度(もっとも良く飲むコーヒーがチルドコーヒーの人限定)
区分を「週1本以上」と区切りなおした場合、この階層で50.2%とほぼ半数になる。「チルドコーヒーを一番よく飲む」人の約半数は「少なくとも週に1本は消費する」わけだ。
これもまたコメント欄での付随説明からなのだが、男性の方が飲用頻度が多く、毎日1本以上飲む人が2割弱確認できるという。つまり、
・ただしチルドコーヒーを各コーヒーのタイプの中で一番よく飲む人に限れば、男性の方が飲む頻度が多い。
ということが分かる。男性はチルドコーヒーに関しては、飲む人は極端に多く飲用するのだろうか。
機動性の高さや味わいの維持、職場に持ち運んでもオシャレで邪魔にならないことなどから、チルドコーヒーはもちろんそれ以外の飲料でも、このチルドコーヒーと同じスタイルの容器が使われることが多くなった。材質・構造によってはごみの分別問題が発生しているという話も聞くが、各メーカーとも知恵を絞って解決していくことだろう。今後どのようにチルドコーヒーが進歩し、新しい味わいを提供してくれるのか、楽しみでならない。
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