コンビニおにぎり、「美味しい」と「飽きない」は別物
2010/12/05 07:11
[マルハニチロホールディングス(1334)]は2010年12月3日、「鮭に関する意識調査」の結果を発表した。それによると調査母体において、「毎日食べても飽きないと思うコンビニのおにぎり」のトップには「鮭(さけ)」がついた。同調査別項目で問われている、「もっとも美味しいと思われているおにぎり」のトップ「ツナマヨ」は第二位に落ち着いており、「美味しさ」と「飽きの無さ」とは別物であることをうかがわせる内容となっている(【発表リリース、PDF】)。
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今調査は2010年11月14日から17日にかけて15歳以上の男女に対し携帯電話を利用したインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は非公開、年齢階層比は10・20代が292人、30代が328人、40・50代が380人。
毎週のように新商品が登場し、コンビニの棚をあでやかなものとするのと同時に、コンビニの商品としては老若男女すべてをカバーし、欠かすことのできない食品なのが「おにぎり」。そのおにぎりにおいて、もっとも美味しいと思われているのは「ツナマヨ」だった。
↑ おいしいと思うコンビニのおにぎり(複数回答)(再録)
それでは「美味しい」では無く飽きのこない、つまり「毎日食べても飽きないと思う」おにぎりとしては、どれを選ぶだろうか。トップはやはり「ツナマヨ」、ではなく……
↑ 毎日食べても飽きないと思うコンビニのおにぎり(複数回答)(上位10位まで)
「鮭」だった。データを見る限りでは、「美味しい」と「飽きない」には微妙なズレがあることが分かる。比較的地味な具といえる「梅」もまた、「美味しい」よりは「飽きない」の方が順位が上であるところを見ると、そこそこに美味しくてあっさり目・和風の味のおにぎりの方が「毎日食べるおにぎり」としては選ばれやすいようだ。
これを年齢階層別にみると、「美味しい」同様の傾向が見受けられる。
↑ 毎日食べても飽きないと思うコンビニのおにぎり(複数回答)(上位10位まで)(年齢階層別)
洋風、濃い味、重量感のあるものは若年層、和風、薄めの味、あっさり感のあるものは壮齢層に受け入れられやすい。ただし「美味しい」おにぎりにおける世代別の差異と比較すると、「ツナマヨ」以外は差が出にくくなっている。
自炊が苦手な、あるいは一人暮らしの若年層や、お歳を召した方の場合、毎日のようにコンビニやコンビニ系列の店舗、さらにはスーパーなどのおにぎりにお世話になっている人も多いはず。今件はコンビニおにぎりに関してだが、スーパーなどでのおにぎりでも傾向はほぼ同じと考えてよい。そのような人がいたら、自分がどの種類のおにぎりを好んで買っているのか、記録を残しておき、後で見なおしてみるのも一興だろう。
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