美味しいコンビニのおにぎり、トップは「鮭」「明太子」「とり五目」ではなく……
2010/12/04 07:02
[マルハニチロホールディングス(1334)]は2010年12月3日、「鮭に関する意識調査」の結果を発表した。それによると調査母体において、もっとも美味しいと思われているコンビニエンスストアのおにぎりは「ツナマヨ」だった。約6割の人がその美味しさを支持している。次いで「鮭(さけ)」「明太子」「とり五目」の順になっている。また年代別では「ツナマヨ」や「とり五目」は若年層に人気があり、「鮭」「明太子」は壮齢層に受けが良い傾向が見受けられる(【発表リリース、PDF】)。
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今調査は2010年11月14日から17日にかけて15歳以上の男女に対し携帯電話を利用したインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は非公開、年齢階層比は10・20代が292人、30代が328人、40・50代が380人。
【「コンビニのおにぎり」良く買うのは若年層、利用そのものは高齢者が上】や【高齢者がコンビニで良く買うもの、トップはお馴染みのあの食品】などにもあるように、おにぎりはコンビニで欠かせない商品の一つとなっている。それこそ毎週のように新しい商品が発売され、時として大ヒットセラーの座を勝ち取るものすら出てくる。
それでは「おいしい」と思われているコンビニのおにぎりは、どのような種類のものだろうか。複数回答で聞いたところ、最上位についたのは「ツナマヨ」だった。
↑ おいしいと思うコンビニのおにぎり(複数回答)
「ツナマヨ」とはツナ(シーチキン、マグロをサラダオイルで漬けたもの)をマヨネーズで和えたもので、「ツナ・マヨネーズ」の略名。パスタやサンドイッチ、ピザをはじめ他の料理との相性も良い。他の純和風の具を差し置いてトップにつくあたり、人気の高さが改めて確認できる。
次いで上位に来ているのは「鮭」「明太子」。いずれもおにぎりの具としては定番中の定番。定番といえば「梅」もそのはずなのだが、その「梅」はかなり順位は下で、「とり五目」「昆布」「たらこ」などに遅れをとっている。
一方これを年齢階層別にみると、年齢毎に好き嫌いが大きく分かれているのが確認できる。
↑ おいしいと思うコンビニのおにぎり(複数回答)(年齢階層別)
「ツナマヨ」「とり五目」「焼肉」「チャーハン」「まぐろ」などのようなボリューム感のある、洋風、具だくさん的なものは若年層ほど、「鮭」「明太子」「昆布」「赤飯」のような、おとなしめ、昔ながらの具は壮齢層ほど人気がある。一方「いくら」はおにぎりの具としては昔から存在していたはずだが、若年層ほど人気が高く、壮齢層からは敬遠される傾向がある。他の種類と比べて唯一特異な動きを見せており、不思議といえば不思議。
子供から大人まで老若男女を問わず愛されるおにぎりたち。色々な種類を食べ比べ、その美味しさ、好き嫌いについて語り合うのも面白いかもしれない。コンビニ毎に独自のおにぎりも多数発売されているから、その違いをネタにするのもまた一興だ。
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