mixiにメールアドレスでの検索機能実装・初期状態は「公開」「許可する」なので要注意
2010/12/01 11:47
【ミクシィ(2121)】が運営するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)【mixi】は2010年11月30日、メールアドレスによるマイミク(mixi上の友達)検索機能を実装した。これにより、mixi内のアカウント・プロフィールと連動させているメールアドレスが、通常mixi外部でも使用しているメールアドレスと同じだった場合、「mixi内で語っている本名その他のプロフィール」と「mixi外部で匿名、ハンドルネームでブログやサイトなどで活動している人物」が結び付けられてしまうリスクが生じることになってしまった。今回はこの機能において、検索を回避する方法を(mixi内部でも説明されているが)改めて解説しておくことにする。
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昨日付けで発表・導入されたのは次のリリースにある通り、メールアドレスでmixi内のアカウントを検索するというもの。
2010年11月22日にお知らせいたしましたとおり、本日、「メールアドレスでマイミク登録」の仕様変更を実施いたしました。
変更内容は以下のとおりです。
・友人のメールアドレスからmixiへの登録の有無やプロフィール情報を確認してからマイミク申請、またはmixiへの招待メールが送れるようになりました。
・名称も「友人のメールアドレスから探す」に変更いたしました。
「友人のメールアドレスから探す」は こちら からご利用いただけます。
身近な友人のメールアドレスから簡単につながれる機能として、ぜひご利用ください。
※設定変更の「プライバシー設定」にある「友人のメールアドレスから探す」で「許可しない」に設定している場合は、検索結果に表示されません。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
通常このタイプの設定は、初期状態が「オフ」になってしかるべきなのだが、今機能では「オン」、つまり検索対象とするものとしてスタートしている。恐らくは公開性が高く実名あるいはそれに近いハンドルネーム利用を前提としている、Facebookに影響されての措置と思われるが、mixiの本来の性格・特性とは相反するものであり、今回の混乱を招く原因となった。
リリースの上でも上記にあるように検索結果に表示されない方法が記載されているが、気がついていない人が多いことを考慮し、改めて写真付きで解説する。
まずはトップページ右側上部にある「設定変更」をクリックする。
↑ 「設定変更」をクリック
すると「設定変更」の一覧が出るが、そのうち左中央にある「プライバシー設定」から「プロフィール検索」あるいは「友人のメールアドレスから探す」をクリック(どちらでも同じ画面にたどり着く)
↑ 「プロフィール検索」あるいは「友人のメールアドレスから探す」をクリック
どちらでもクリックすると「検索の公開情報設定」画面になる。上は「プロフィール検索」、下は「友人のメールアドレスから探す」で、今回問題になっているのは下の部分。これが初期状態は「許可する」で、このままにしておくと自分のmixiアカウントで使っているメールアドレスが検索対象となってしまう。おもむろに「許可しない」にチェックを入れて、「入力内容を確認する」のボタンを押す。「プロフィール検索」の部分は任意で構わない。検索されたくない内容ならば「公開しない」に切り替えておこう。
↑ 「友人のメールアドレスから探す」で「許可しない」をチェックしてから「入力内容を確認する」
すると設定内容が表示されるので、間違いが無ければ「変更する」を押す。これで終了。
↑ 「許可しない」を確認した上で「変更する」を押す
↑ 変更終了
他のアカウントに「友人のメールアドレスから探す」で検索してもらったが、検索には引っかからないことが確認できた。
↑ 非公開にしたので「mixiに登録していない」と判断され、このような表示が出る
この類のリスク・問題は、機能を設計する段階で(mixiの特性を把握していれば)容易に認識できるもの。そしてそれに対する配慮が少しでもあれば、初期設定で「公開しない」「許可しない」にしておけば済むはずの事柄。たったそれだけの配慮が何故出来なかったのか、正直疑問に思わざるを得ない。
心当たりのある人は、今すぐにでも設定の変更を行うことをお勧めする。
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