メモをする場所、社内メモ帳・社外携帯・女性は多種多様
2010/11/29 07:15
ライフネット生命保険は2010年11月24日、ビジネスパーソンの携行品に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、社内でメモをする場所としてもっとも多くの人が使っているのは「メモ帳」、社外・移動中では「携帯電話のメモ帳」だった。「手帳」はどの場面でもそれなりに使われているのも確認できる。また男女別にみると、女性は半数近くが社内で付せんを使う、社外でも携帯電話や手帳を駆使するなど、男性以上に多様なツールを用いるようすが見えてくる(【発表リリース】)。
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今調査は2010年10月18日から20日にかけて携帯電話を使ったインターネット経由で20-39歳の正規雇用有職者に対して行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、年齢階層比は20代前半・後半、30代前半・後半の4区分で均等割り当て。
他人への伝言や自分自身の備忘録、ちょっとした覚え書き、簡易的な「やるべき事リスト」など、多くの場面で「メモ」を取る機会が生じる。それらのメモをどんなツールを用いてしているのか、社内・社外・移動中と三つの状況下で聞いた結果が次のグラフ。
↑ メモを多くする場所
社内で堂々と携帯電話を使うのはさすがに気兼ねがするからか、携帯電話のメモ帳・メール機能を使う人は1割前後。もっとも多いのはメモ帳で、次いで付せん、手帳の順。付せんは単純なメモ書き用としてだけでなく、メモをした上で他人の机なりモニタ上に貼りつけて「相手への告知」に使うというシーンが容易に想像できる。
会社を出ると機動力の高い携帯電話が活躍する場面となる。特に移動中は利用率が高い。紙媒体・昔ながらのツールとしては手帳やメモ帳が上位に来るが、特に手帳は状況の違いによる利用頻度の差があまり出ておらず、「使っている人はそれなり、どんな場面でもオールマイティに使われるツール」であることが確認できる。
●メモ取り傾向、男女の差
回答上位層を男女別に見ると、興味深い傾向が確認できる。
↑ メモを多くする場所(社内)(上位五位)
↑ メモを多くする場所(社外)(上位五位)
全般的に女性は男性よりも色々なツールをメモ取りに使う傾向がある。多数の項目で利用ツールとして使う、と回答した人の割合が女性の方が上となっている。特に社内での付せん利用者・社外での手帳利用者共に半数近くなど、女性特有のメモ傾向が見えてくる。
さらに【女性のプライベートスケジュール管理ツール、45.3%は手帳・携帯電話は40.4%】あたりのデータ(女性は携帯電話や手帳で、男性よりも積極的にプライベートの予定を管理する)を見ると、女性が携帯・手帳で男性よりも多くメモをする傾向があるのは、多分にプライベートなデータの管理も合わせて行うからという推論も出来、メモ行動の奥深さを再確認することもできよう。
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