旦那必読? 「夫婦ゲンカの原因となる夫からの一言ランキング」
2010/11/20 12:00
検索エンジンgooにおいて実施されていた【夫婦ゲンカの原因となる夫からの一言ランキング】の結果発表が行われ、第一位には「専業主婦は楽だよな」がついた。家事を担当し、旦那が職場に出ている間は家を守る「主」としての役割を果たしている妻に対して、実情を理解していない宣誓にも聞こえるこの一言は、専業主婦の妻には逆鱗(げきりん)に等しいもののようだ。
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goo ランキング |
夫婦ゲンカの原因となる夫からの一言ランキング |
1 | 専業主婦は楽だよな |
2 | 誰のおかげで飯が食えているとおもっているんだ |
3 | 俺は働いているんだ |
4 | 子どものしつけは妻の仕事だろ? |
5 | 俺の方が疲れている |
→6位以降を見る |
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籍を入れて同じ住まいで長い時間を過ごすことになる夫婦だが、だからこそ仲良くもなれるし、些細なことで衝突してしまうこともある。例え夫婦でも同一人物ではないし、自分自身のことも100%把握しきれないのだから、ましてや他人のことなど分からない方が多いのは当たり前の話。発した側は何気ない一言のつもりでも、相手にとってはクリティカルヒットとなったり、これまで気にしていたが黙っていたことをさらけ出させてしまったり、古傷を蒸し返す形になることがある。
トップについたのは「専業主婦は楽だよな」。言葉の裏には「自分(夫)は仕事で色々と大変で疲れている。でも専業主婦は無理難題な仕事も無いし、嫌な上司や取引先に頭を下げる必要も無い」などの意味が隠れている。しかしこれは同時に、「自分(夫)は専業主婦の大変さを知らない」ことをも口にしてしまっていることになる。冒頭でも触れたが、炊事洗濯掃除に家計の管理、さらには近所づきあいに自治体関係やPTA周りの作業、その上育児や介護まで加われば、まるで内政外交政務を全部一人でこなす一国一城の主。そこまでの労苦を軽視、あるいは無視されてしまっては、キレても仕方が無い。
第二位は「誰のおかげで飯が食えるとおもっているんだ」。これは金銭・収入面で夫の稼ぎが家計を支えていることを強調するための科白(せりふ)だが、「その飯は誰が作っているのよ」で即効反論されてしまうもの。第三位の「俺は働いているんだ」もまたしかりで、第一位の「専業主婦は楽だよな」同様に、「専業主婦の実情を夫が理解していない」という現実に対しての怒りが大きい。
これらの「一言」が発せられる状況に対する解消法としては、専業主婦の大変さ、一日にしていることの多さを見せるのが一番。夫側も理解を示し、言葉に気を付けてくれるだろう。もちろん夫側のこれらの批判的な一言に対し、反論できるだけの「専業主婦としてのお仕事」をこなしていないのなら、むしろ「愛の鞭」として受け止めるだけの心の広さを見せるべきかもしれない(もっとも正当な反論理由無く、あるいは夫の一言が正論そのもの場合においても、妻がキレる場合はある。その場合は妻側に責があるわけで、手の打ちようが無い)。
なおランキング上の項目で「おかずはこれだけ?」のように料理関係の回答がいくつか見受けられるが、妻サイドとしては【惣菜追加 夫の9割は容認】にもあるような、惣菜の調達で工夫を凝らしてみるのも一つの考え方。また、旦那サイドとしては「○○さん家の奥さんはいつもきれいにしている」と妻への印象をそのままネガティブに評するのではなく、逆に持ち上げるような(例えばアクセサリを勧めてみるとか、フィットネスクラブに誘うとか)工夫をしてみてはいかがだろうか。
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