年収アップのために欲しいスキル、トップはプレゼンでも書類作成でも無く……

2010/11/20 07:12

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コミュニケーションORIMOは2010年11月16日、仕事に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、理想の年収を得るためには足りない、欲しいビジネススキルのトップには「コミュニケーション能力」が付いた。逆に考えれば現時点で「自分にはコミュニケーション能力が欠けている」と考えている人が多いことをも意味する。



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今調査は2010年10月21日から30日にかけて携帯電話を利用したインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1471人。男女比、年齢階層比は非公開。

今調査では理想の年収を尋ねているが、その理想の年収をもらうためには「自分はこのスキル(技術・技能)が足りない」と認識しているスキルについて複数回答で聞いたのが次のグラフ。トップには」「コミュニケーション能力」が27.1%でついている。

↑ 欲しいビジネススキル(複数回答)
↑ 欲しいビジネススキル(複数回答)

冒頭でも触れたが、これはそのまま理想の年収に現実が追い付いていない理由、言い換えれば「現在の自分がステップアップをするために不足しているスキル」をも意味する。コミュニケーション能力は生まれ持ったものや成長過程で刷りこまれたものもあり、ある程度は仕方が無い。さらに【若年層は身近手軽な人間関係を好む】などでも触れているが、特に若年層においては対人関係でコミュニケーションの優先順位を下げる傾向にある。

しかし【入社時の一番の不安何だろう? 「早起き」?「同僚」? いえいえやっぱり……】にて言及されているように、やはり不安を覚える面があるのも事実。そしてそれらを実感した上で、「年収アップのために、スキルアップをしたい」と考えている人がこれだけ大勢いる次第である。

次いで多いのは「アウトプット(書類作成)能力」。直後に「プレゼンテーション能力」が来ていることも合わせて考えると、用意された情報、あるいは自分の考えをまとめ上げて他人が見て分かるような形に生成し、それを教え伝えるという「情報の加工業・営業スキル」が求められていると考えられる。

書類作成はともかく、コミュニケーション能力もプレゼンテーション能力も、他人に向けた能力の発揮を求められるもの。昨今では苦手意識が強いとされているが、それだからこそ価値ある能力であって、それゆえに会得出来れば理想の年収を手にすることができると考えられても当然といえよう。



ファンタジーRPG年収アップに限らず向上心を充足させるため、新たなスキルを求めるのはごく普通の流れ。それはまるでロールプレイングゲームで足を運べるエリアを増やすため、色々なスキルを習得して自分のキャラクタの能力をアップさせる状況に似ている(というより本来は逆で、人間の成長過程を分かりやすく表現するためにこれらのシステムが存在している)。

元資料ではこれらのスキルを学ぶため、独学やスビジネススクール、ビジネスセミナーなどに通う、ともある。日々の仕事の中で得られるスキルもあるが、それ以上のものを望むのなら、やはり日々のルーチンワーク以上の努力が必要となる。自分の性格にマッチした、効率の良い「スキルアップ方法」を見つけ出し、新たな技術を習得できれば、今件にある「年収アップ」だけでなく、さまざまな道が開けるに違いない。



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