家族で囲む鍋の定番は?
2010/11/19 12:20
マクロミルは2010年11月18日、冬の食卓に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、定番の鍋料理は「寄せ鍋」と回答する人がもっとも多いことが分かった。次いで「水炊き」「すき焼き」「おでん鍋」の順となっている。一方、最近食する頻度が増えて新しい定番となりつつある鍋料理としては「チゲ鍋」がトップについており、「カレー鍋」「おでん鍋」が続いている。家庭での鍋料理の世界も、バリエーションが豊富なものとなりつつあるようだ(【発表リリース】)。
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今調査は2010年11月17日から18日にかけてインターネット経由で20歳以上の既婚男女に対して行われたもので、有効回答数は500人。男女比は1対1、年齢階層比は20代・30代・40代・50歳以上で均等割り当て。
寒さが厳しくなると食べる時にも食べた後にも身も心も温まり、手間もさほどかからないものが多く、皆で楽しく食べられる鍋料理が恋しくなるもの。今調査母体でも「冬の一家団らん」をイメージするメニューとして75.6%もの人が「お鍋」をあげている。
そこで「家庭での定番なお鍋料理」について、複数回答で聞いてみたところ、トップについたのは「寄せ鍋」だった。基本的に縛りがゆるく、入れる材料に制限が特にないのがポイントかつ魅力。ある意味、「何でもあり鍋」という点も受けているのだろう。
↑ 自分の家庭で最近定番の鍋料理は(複数回答、上位10位のみ)
続く「水炊き」「すき焼き」にしても、材料の幅が広いのが特徴で、要は「オールマイティ感が受けている」感はある。また個別品目で見ると、外食店ではよく同一店舗で提供されている「すき焼き」「しゃぶしゃぶ」では、「すき焼き」の方が定番度が高いなど、興味深い数字も見えてくる。
他方、定番の中でも「最近頻度が増えてきた」新・定番の鍋を聞くと、「チゲ鍋」がトップ、「カレー鍋」「おでん鍋」が続いている。
↑ 自分の家庭で最近頻度が増えてきた新・定番の鍋料理は(複数回答、上位10位のみ)
最初のグラフと比較してみると、いくつかがすでに「新」が取れた定番として定着しているものが確認できる。また新定番の鍋の上位・多くは「個別食材をメインにした鍋」であることが分かる。
鍋料理は寒い冬にマッチしているだけでなく、その多くが安上がりで済み、後片付けもさほど苦にならないなど、作る側にもメリットが多い。色々と厳しい昨今、身も心も温まる鍋料理を囲み、歓談をしながら食のひと時を楽しんでみてはいかがだろうか。
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