英国王室、Facebook上に公式ファンページを開設
2010/11/09 12:00
以前【YouTube Save the Queen! 英国王室がYouTube上に専用チャンネルを開局】などでもお伝えしたように、イギリスの王室は特にエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の「新しいものに対する好奇心の旺盛さ」を受けて、デジタルメディアへの進出を積極的に行っている。【niku burcher】や【Yahoo! news(英語)】によれば、今度は【Facebook上にイギリス王室の公式ファンページ「The British Monarchy」】を開設、しかも女王が自分の職務として日々更新を行う(「daily updates on her engagements」)としている。
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↑ 英国王室のファンページ
英国王室のファンページは基本的に広報の場として用いられており、「いいね!」を押してファンになった人が投稿できる場は「ノート」のみ(他の部分でも個々の内容に対して「いいね!」の評価をすることはできる)。コンテンツは最新情報の一覧を示す「ウォール」の他、基本データ、王室内の写真、動画(YouTube)などを参照できる。また「Near Me」では組み込み型のコンテンツが配され、イベント情報などを確認できる。これがFacebookのファンページにおける特徴・長所の一つでもあり、その特徴をうまく使いこなしているのはさすがともいえる。
↑ GoogleMapと組合せ、イベントなどを確認できる「Near Me」
このファンページからFacebookのユーザーは王室(バッキンガム宮殿)にメッセージを送信したり、コメントを記述することができる。Facebookは実名参加が原則なので、匿名による書き捨てのコメントで荒らされることもない(荒らし行為をすれば、自分の”唯一の”アカウントが削除されるリスクが生じる。そこまでして「いたずら」をする人は滅多にいない)。
イギリス王室はウェブサイトを早くも1997年には準備、ソーシャル系のメディアとしてはすでに先の記事でも解説した【YouTubeのチャンネル】、【Flickr】、【ツイッター】などを設置、運営している。なお今回のファンページは、公式発表こそ先日のものだが、データをさかのぼって調べた限りでは、今年の9月中旬に設置、各種設定を行っていたことが確認できている。2か月ほどの準備期間をおいて、公式に発表されたわけだ。
今ファンページは組織が運営しており、女王陛下自身のものではない。よって女王陛下自身とFacebook上で「友達」になることはできない。しかし王室の「ファン」となり、各コンテンツを堪能し、「ノート(ボックス)」で意見を交わすことにより、英国王室に深い親しみを覚えるようになるだろう。
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