「犬を飼うこと」の現実を知るために……「犬を飼うってステキです-か?」
2010/11/05 07:15
先日内閣府の世論調査の一環の結果として発表された、ペットに関する調査結果を元に【ペットを飼えないその理由、「別れがつらい」「禁止」以上に多いのは……】や【犬は5人に1人、猫は…? ペットの飼育状況】を記事にした。それによれば日本では5人(5世帯)に一人の割合で、犬をペットとして飼っている状況が確認できる。しかし他の飼育動物と比べ「犬」を飼うことは、世間一般のイメージ以上の労苦が科せられる。「テレビでやってたから」「マンガに載ってたのがカワイイから」というちょっとした動機で飼うべき動物では無い。「犬」の大変さ、そしてそれを通して知ることが出来る「犬」(をはじめとしたペット)を飼育することの本当の意義を教えてくれるのが、東京都衛生局が8年前に公表した【犬を飼うってステキです--か?】である。
スポンサードリンク
↑ 犬を飼うってステキです--か?
今件は元々小冊子として展開されていたパンフレットの一環で、【環境・衛生部門の「読み物・パンフレット」カテゴリ】にて収録されている。現在はウェブページとしてウェブブラウザ上から、そしてPDFファイルとして読むことが出来る。
絵柄は子供にも親しみやすいように平凡なタッチだがアクが無く、表紙・裏表紙合わせて47ページとそれなりのボリュームだが、1ページ当たりの文字量も少なめで、疲れを感じさせることなく最後まで読み通せる構成。
話は「ペットとしての犬のイメージ」「子供が犬を飼う時の実情と『あるある』話」「犬は家族の一員であって、子供だけで育てられるものではない。家族皆で育てるもの」「犬と人間の実情、現実」などで構成されている。詳細は各自で最後まで目を通して確認してほしい事もあり、あえて伏せておくが、「犬を飼う」ということがどのような事なのかが、大人はもちろん子供でもよく理解できる内容となっている。
「読み物・パンフレット」カテゴリに収録されている他のパンフレットと共に、一人でも多くの、特にこれから「犬を飼いたい」と口にするかもしれない子供たちに読んでほしい一冊である。
スポンサードリンク