スマートフォンアプリ開発に興味があるエンジニアは7割超
2010/11/05 07:15


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今調査は2010年9月9日から29日にかけてシステム開発業務に携わっている@IT(ITエンジニア向けのウェブサイト)読者に対して、インターネット経由で行われたもので、有効回答数は438件。男女比・年齢階層比などは非公開。
リリースによれば調査母体において、スマートフォン向けのアプリ(アプリケーションソフト)の開発に興味がある人は72.8%、ソーシャルメディア向けのアプリに興味がある人は29.0%に達していた。

↑ スマートフォン・ソーシャルアプリの開発について(複数回答)
現在の開発状況、今後の開発への興味共にスマートフォンの方が人気が高いが、それでもソーシャルアプリに対しても3割近い人が興味を抱いている。開発者の興味関心は作業モチベーション、さらには創生物の質にも大きな影響を与え得るので、重要な要素には違いない。
注目すべきは具体的なソーシャルアプリへの開発中・関心度の違い(スマートフォンアプリは大方の予想通り、iPhone・iPad・アンドロイドが横並び。通常のケータイ向けのはスマートフォンのと比べて半分-1/3程度に留まっている)。

↑ ソーシャルアプリの開発について
現行の開発状況がmixiですら1.8%、その他は1%にも満たないとお寒い限りだが、興味があるとなると1割強が確認できる。各ソーシャルメディア別で見ると、mixiがトップにあるのは当然として、次が国内3大ソーシャルメディアの残りGREE・モバゲータウンではなく、Facebook向けとなっているのが興味深い。開発サイドから見て、Facebookの国際性、利用者総数、利用プラットフォームの違いが開発魂をくすぐられるのだろうか。
今件はあくまでも調査母体の多数がITエンジニアで、企業の意思決定に重要な影響を及ぼす経営陣に対するアンケートでは無い。そのため、これらの意向がそのまま各企業の開発情勢・今後の展開動向と結びつくとは限らない。しかし「現場」の声を多分に聴きいれる・参考にする企業も少なくなく、また、現場だからこそスマートフォンも含めたモバイル系情報端末やソーシャルアプリの市場現状・今後の可能性への「聴き耳」が鋭いことを考えれば、今件結果は十分以上の参考資料として役立つに違いない。
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