デジカメの一番人気ブランドはキヤノン IXYシリーズ
2010/11/05 12:05
マイボイスコムは2010年10月25日、デジタルカメラの利用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうちデジタルカメラ所有者においては、「キヤノン IXYシリーズ」がもっとも人気が高いことが分かった。デジカメ所有者のうち2割近い人が所有し、14.3%が「もっとも使っている」と回答している。序列としては「パナソニックLUMIX コンパクトタイプ」「カシオEXILIMシリーズ」が続く結果となった(【発表リリース】)。
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今調査は2010年10月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万1958人。男女比は47対53、年齢階層比は10代2%・20代12%・30代31%・40代32%・50歳以上23%。
今や生活必需品のレベルにまで達した携帯電話において、ほぼ必須の機能の一つであるデジタルカメラ。それがきっかけで「デジタルカメラで写真を撮る」という行為もごく普通のものとして社会生活内に溶け込むようになった。ハンディタイプの個人用デジタルカメラは、「携帯電話では不可能な、多様な撮影方法を活用できる」ステップアップ的なツールとしての立ち位置を得つつある。
今調査母体ではデジタルカメラの所有率は実に約9割に達している。
↑ 家庭単位でデジタルカメラ(カメラ付き携帯電話は除く)を何台所有しているか(再録)
この所有者に向けて、具体的にどの機種を持っているのか、そしてもっともよく使っているのはどの機種かを聞いた結果が次のグラフ。キヤノンのIXYシリーズが最上位についた。
↑ 所有している・最もよく使うデジタルカメラのブランドやメーカー(デジタルカメラ所有者限定、所有しているものの上位10位のみ)
「持っている機種全部」「持っている機種の中でもっともよく使っている機種」の双方を聞いたわけだが、上位層においてはほぼ「所有率順」=「最多利用者数の多さ順」という結果になった。デジカメを複数台所有している人なら分かるだろうが、利用シーンにおいてあらかじめ複数台持参し、場面によって使い分けるという利用スタイルはほぼあり得ない。複数台持っている人はほとんどが、自分以外の家族の誰かが持っているか、買い替えの際に捨てずに保有しているだけで、普段は保存状態にあるのが常と思われる。従って、両項目の順位がほぼ同じ並びになるのも、特段不思議な話ではない。
そして操作性や機能の特性などから、一度あるメーカー・ブランドを気に入ると、新しくデジカメを調達する際も同じブランドを手にする場合が多い。比較的スムースに移行できるし、選択失敗のリスクを下げられるからだ。そのことを考慮すると、各メーカー・ブランドがよほどの失態をしない限り、今後も上位陣の優位性はゆるぎないものであり続けるに違いない。
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