ケータイ普及してもデジカメ所有率は上昇中
2010/11/04 06:50


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今調査は2010年10月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万1958人。男女比は47対53、年齢階層比は10代2%・20代12%・30代31%・40代32%・50歳以上23%。
一時期は急速に普及度を高めていた、個人向けのデジタルカメラ。今では「価格」「使いやすさ」という点で携帯電話内蔵のデジタルカメラが追いついてしまったため、「低価格・それなりの高性能」「そこそこの価格・超高性能」と、携帯電話付属機能では出来ない撮影ができる点を強調する形で、新製品が展開されている。
今回の調査結果では世帯単位での所有率は9割近く。7年前の「4人に1人の世帯は持っていない」状況と比べれば、随分と浸透したもの。

↑ 家庭単位でデジタルカメラ(カメラ付き携帯電話は除く)を何台所有しているか
データを良く見ると、所有世帯率が上昇するだけでなく、所有世帯の台数も少しずつ増加しているのが分かる。「1台だけ」という世帯が漸減し、「2台」「3台以上」が増加。むしろ直近では「2台」すら横ばいで、「3台以上」が伸びている。200-300万画素の高解像度(とはいうものの携帯電話のデジカメ機能とほぼ同じ画素)を持つデジカメが1万円内外で購入できる昨今、世帯で複数台数を保有してもさほど負担にはならない。特にランニングコストが安いことと、廃棄する必要性が滅多にない(性能的に時代遅れにはなるが、サイズが小さいため廃棄する必要も無い)。これらの点から世帯単位での保有率が増加しているのだろう。
「利用しやすさ」「機動力」という点で、携帯電話やスマートフォンにお株を奪われた形となったデジタルカメラたち。今後も所有率・数は増加するだろうが、稼働率はむしろ低下するかもしれない。
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