思わずホれちゃう「しおり」たち
2010/11/04 06:55


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↑ 「助けて-」
まるで本に挟まれた人たちが助けを求めているかのように見える、しおりとして使うクリップたち。普通のクリップとしては「手が出ているみたいだね」で終わってしまうが、写真のように本に挟んでしおりのように使うことで、はじめて本来の「見てほしい姿」を演出することになる。45×12ミリで5個入り、19ドル(1520円)。

↑ 「この文まで読んだ」
1ページに多量の文章が配されている本の場合、しおりで見開き単位で「ここまで読んだ」ことが分かっても、どの段落、どの文まで読んだかまで分からないと、少々パニックに陥ることも。でもこのしおり、Pointing Fingerならもう安心。読んだ部分に指の部分を当てた上で挟みこんでおけば、次に開いた時にどこから読めば良いのがすぐに分かる。420×35×3ミリ、シリコン製。180台湾ドル(480円)(25togo Design Store)。


↑ ブックカバーと合わせてお遊び一杯
多種多様な場面を想定し、本のカバーとしおりを一体化させて「あるシーン」を演出するもの。上の場合はカバーが潜水艦本体部分で、しおりが潜望鏡。下のは探偵とパイプ、リンゴと矢、くじらと潮吹き、日没のシーンと太陽。実用面では今一つかもしれないけど、センスの良さと「なるほど」感に嬉しさを覚える。

↑ 読み進めるほど緑が映える付せん
最後は「しおり」とはちょっと異なる(でも使い方はほぼ同じ)「付せん」。今年度のグッドデザイン賞も受賞した【Green Maker(グリーンメーカー)】。ポストイットの仕組みをそのまま使い、形状を葉っぱにしたもの。本を読み進めて好奇心が沸いた部分に覚え書き的なものとしてこの「付せん」を貼りつけていく。付せんが増えるにつれて、普通は本が何かもさもさとしてくるけど、このグリーンメーカーを使うと本に草むらが創られていくという次第。キャッチコピーの「好奇心が芽生える 小さな一枚」もあわせ、そのアイディアが大変素晴らしい。
昨今浸透が進みつつある電子書籍でも「しおり」の概念はあるし、機能も十分過ぎるくらいに充実している。付せん本来の用途として使うのならそれで十分なのだが、やはり本物の本に使うしおりと違い、このような「楽しい」「ほれぼれする」ものに出会えるという点で、「電子書籍もいいけど、紙の本もいいよネ」と思えてしまう。
今後技術や新しい媒体が普及していくことになっても、電子書籍と紙媒体の書籍、双方の良さを互いに楽しみながら、「書」を堪能したいものだ。
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