「品質は太鼓判です」と自信120%なのが分かる広告
2010/10/26 07:06


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↑ 「鶏肉」の履歴書
これはアラブ首長国連で展開されたマクドナルドのポスター。冒頭にあるように、自社商品の素材となる鶏肉が、いかに厳選されたものであるかをアピールしている。恐らくは管理職クラスの机の上に載っているのは、一枚のトレー。そのトレーが履歴書となっていて、鶏肉のプロフィールが描かれている。

ポスターが展開された地域ではとりわけ、原材料について神経を使うところがある。そこでそれをデメリットとしてではなくメリットとしてとらえ、厳正な審査を行い、問題が無いだけでなく素晴らしい素材を選び、商品を創っていますよとのアピールにつなげているわけだ。単なる紙の履歴書では無く、鶏肉が収められているトレーを履歴書にしているあたりもシャレが効いている。
元記事にはマクドナルドが同時期に展開したレタス、ジャガイモ、トマト、牛肉についてのポスターも紹介している。一番分かりやすいジャガイモの事例を下に紹介しておこう。

↑ 「ジャガイモ」の履歴書
こちらはジャガイモの履歴書で、その素材はジャガイモを入れる段ボール箱の段ボールとなっている。注意深く掘られた正真正銘の完璧なジャガイモで、生まれた農家から一直線でやってきた云々と、書かれていることは鶏肉とさほど変わりない。また、繰り返しHalalであることを主張し、間接的に消費者の心配を不安を取り除く役割を果たしている。
冒頭でも触れたが、展開先の特殊事情を逆に好機ととらえ、それをアピールの素材&セールスポイントとするあたりは非常に巧みなアイディアに違いない。願わくばこのような発想法を学び取りたいものだ。
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