禁煙決意は500円玉単位
2010/10/24 07:24


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今調査は2010年10月7日から14日にかけて、20歳以上の男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2915人。男女比・年齢階層比は非公開。
【今回の値上げでは禁煙しない、でも…今後どうしたら禁煙する?】にもあるように、2009年末に閣議決定された税制改正大綱により、2010年10月1日からタバコ1本につき税金の3.5円引き上げが決定された。これら合わせてたばこ価格も大幅な値上げが行われ、2010年9月のたばこ販売本数は、大きな駆け込み需要が確認されている。
今調査母体では、10月のたばこ値上げに影響を受けて禁煙をした人は全体比で6.3%。一方、現在でも喫煙している人は19.4%に達している。

↑ 現在の喫煙状態(再録)
その「現在喫煙中」の人のうち、禁煙も節煙もせず、今後も吸い続けると考えている人は24.5%に登っている。それらの人、つまり「これからもずっと喫煙し続けるつもり」の人に対し、「今後再びたばこが値上げするとしたら、いくらになれば禁煙しようと思うようになるか」と聞いたのが次のグラフ。要は「現在の喫煙者に禁煙を考えさせるたばこの価格」というわけだ。

↑ ひと箱いくらになったら禁煙をしようと思うか(増税後も禁煙・節煙せずに喫煙している人対象)
最多回答層は「1000円-1200円未満」。そして「500円-600円未満」が続いている。以前似たような設問が別調査機関で行われた際も、順番は違えど「500円」「1000円」層に回答者が集まった傾向が確認されている(【今回の値上げでは禁煙しない、でも…今後どうしたら禁煙する?】)。

↑ たばこの価格がいくら位になれば禁煙しようと思うか(さらにたばこ価格が上がったら禁煙しようと思った人対象)(【今回の値上げでは禁煙しない、でも…今後どうしたら禁煙する?】から再録)
やはり禁煙を決意させるたばこの価格は区切りが良い、そして分かりやすい「五百円玉の積み上げで示される価格」ということになるのだろう。
なお、「いくらになっても禁煙はしない」とする意見も2割強確認できる。よもや(今の物価水準で)たばこ1箱5000円や1万円というレベルになることは無いだろうが、意志の強さを感じさせる数字ともいえよう。
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