保護者から友達、一人で…成長と共に変わる、子供のコンビニ訪問時の付き添い
2010/10/17 12:05
ネットマイルは2010年10月14日、小中学生のコンビニ(コンビニエンスストア)に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においてはコンビニに「母親と一緒に行くことが多い」と回答する人が半数以上に達していた。次いで「友達」「自分一人だけ」「父親」の順となっている。学年別にみると、高学年になるに連れて保護者と共に行く機会が減り、友達、あるいは自分一人だけで通う子供が増えるようすがうかがえる([発表リリース、PDF])。
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今調査は2010年9月17日から21日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は494人、男女比は96対398。学年階層比は小学校低学年が3.8%・同中学年が20.5%・同高学年が49.0%・中学生が11.5%。なお小学校小学年は19人しかいないので調査結果考察からは除外してある。
今調査母体の小中学生において、コンビニの利用性向はそれなりに高い。「毎日」が4.3%なのをはじめ、33.2%が「週一以上」と答えている。
↑ 普段どれくらいコンビニにいくか(再録)
そこで、「コンビニとは誰といくのか」について尋ねてみた。大人の場合は当然「一人」が大勢を占めるだろうが、子供の場合はお金周りの事もあるし、一人でコンビニに行ってはいけないと止められている可能性もある。
↑ コンビニとは誰と行くことが多いか
調査母体全体では「母親」「友達」「自分一人だけ」「父親」「兄弟姉妹」の順。父親は平日仕事の場合が多く、子供の付き添いが出来ない理由もあるが、母親と随分かけ離れている様子に寂しさを覚える人も少なくあるまい。
興味深いのは、学年が上がるにつれて保護者との機会が減り、友達や一人だけの回答率が上がること。前者は気恥ずかしさが増えること、後者は学校の就業時間が伸びて友達と過ごす時間が増え、また塾通いをする子供が増えることによるところが大きい。特に中学生になると、「友達」が「母親」を超え、「自分一人だけ」も「母親」に並ぶようになる。一方で「兄弟姉妹」は数字が元々低いものの、さほど変化を見せないのも注目すべき動きではある。
ともあれ、母親の多忙化(子供の成長によって出費が増え、パート勤めの比率が高まる)も一因だが、それよりも子供の日常生活の中心が、保護者から友達・学校に移り変わる様子の一面を表しているともいえよう。
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