目覚まし時計はもはや3割足らず・朝の目覚めはケータイと共に
2010/10/17 06:48
iMiリサーチバンクは2010年10月13日、睡眠に関する調査結果を発表した。それによると調査母体で普段朝起きるために最も多くの人が用いているのは「携帯電話のアラーム」であることが分かった。6割近い人が携帯電話のアラームで目が覚めるとしている。「目覚まし時計」とする回答は3割足らずでしか無く、目覚ましのツールが携帯電話に移行している現状を再確認できる結果となっている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年9月30日から10月7日にかけて全国の男女を対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2581人。男女比、年齢階層比などは非公開。
時間の制限に捕らわれることなく、好きなだけ眠れる毎日を過ごせればそれに越したことはないが、多くの人は日常生活の中で決まった時間に目を覚ますことを余儀なくされる。その際に、自発的に目が覚めるのか、あるいは何らかの手立てによって目覚めさせられるのか、具体的な方法を聞いた結果が次のグラフ。一番多くの人が答えた項目は「携帯電話のアラーム」で、55.2%の人が同意を示していた。
↑ 朝、普段はどのように起きるか(複数回答)
【携帯のアラーム機能で目を覚ます人は約7割、半数は「目覚ましのメインが携帯」利用者】や【いまどきの目覚ましやっぱり「ケータイ」です・目覚まし時計は今やわき役?】にもあるように、今や日常生活を過ごすには欠かせない携帯電話を、目覚まし時計として使う人が多い状況は、複数の調査結果で明らかにされている。今回はそれを裏付けた形となっている。しかも「目覚まし時計」派は「自然に目覚める」より少なく、3割にも満たない存在。複数回答条件下でこの回答率しか無いのは、以前の他調査と比べてもやや少なめな感は否めない。
携帯電話の浸透と共に、その他機能性を活かす形で一日の始まりを携帯電話と共に過ごす人が増えている。それだけ携帯電話が便利で、多くの人に愛用されている証ではあるのだが、同時に他のアイテム達が隅に追いやられていくのは、何となく寂しい感もある。もっとも携帯電話のボリュームではとても目が覚めない、あるいは目覚ましが一つだけだと、ついすぐに消してしまうといった「お寝坊さん」の場合、目覚まし時計の活躍の場が与えられることになる。最近は【睡魔に勝てない人へ・オモシロ目覚まし時計たち】のように面白い目覚まし時計も数多く存在するので、それらを使って一日の始まりを演出してみるのもありだろう。
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