睡眠の悩み・「無い」人は1割強のみ
2010/10/15 06:30
iMiリサーチバンクは2010年10月13日、睡眠に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、睡眠に不満を持たず、快眠状態を維持している人は13.3%でしかないことが分かった。もっとも多くの人が同意を示した睡眠に関する不満意見は「寝ても疲れが取れない」で、半数近くの人が疲労感の維持に関する睡眠上の不満を抱えている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年9月30日から10月7日にかけて全国の男女を対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2581人。男女比、年齢階層比などは非公開。
人間の三大欲求(食欲・睡眠欲・性欲)の中でも、比較対象となりにくく、未知の分野が多いのが「睡眠欲」。一方でほぼ一日に一回は数時間費やされる事が常とされ、【「起きたばかりでも疲れてる」「一日中疲労感が続く」…慢性疲労症候群の症状とは】や【トップは「寝る」……電車内の暇つぶしに見る、疲れ具合や女性のケータイ好き】にもあるように、身近な健康維持方法として認識されているなど、正常な日常生活を過ごすには欠かせない存在。
そこでその「睡眠」について、不満のある無しを複数回答で聞いたところ、快眠状態を維持できているので特に不満は無い、と答えた人はわずか13.3%でしかなかった。残りの86.7%は何らかの睡眠上の問題を抱えている計算になる。
↑ 睡眠について不満はあるか(複数回答)
もっとも多い悩みは「寝ても疲れが取れない」。半数近い45.3%が頭を抱えている。次いで「寝付きが悪い」「夜中に目が覚める」など、睡眠プロセスそのものに問題が生じている人が多いことが分かる。「睡眠時間がとれない」「枕が合わない」などは物理的・個人的な問題で、心構えさえあればすぐにでも解消できるものだが(後者は安眠のための枕を提供するサービスが山ほどあるのでそれに依頼する、心地よい枕を購入するなどの手立てがある)、上位三位は一朝一夕に解決できるものではない。
当サイトでも例えば【良い眠りを手に入れるための10か条+3】や【安眠を得るための7つの秘けつ】など、いくつかの情報を提示している。専門家らによるアドバイスも、最近ではインターネット経由で気軽に手に入れることが出来る。それらの情報を参考にしてみたり、あるいは専門医に相談してみるのもありだろう。何しろ「睡眠」は毎日数時間も費やすことになる、非常に貴重で日常生活には欠かせない行動様式なのだから。
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