思わずツッコミが入るほどの高速・高性能さを表現したUSBモデムサービスの広告
2010/10/12 07:12


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↑ USBモデムが高性能過ぎて……

よく見ると分かるのだが、壁を突き破っている人物の手にはCelcom社のUSBモデムがあり、そこから思いっきりジェット気流が巻き起こっている。要は「あまりにも高速なインターネット環境が提供されたので、その勢いが有り余って壁を突き破ってしまった。それくらいに高速・大容量のデータ送信ができますよ」ということを表現している。まさに漫画的表現で、「くしゃみをした拍子に周囲の机や人までが吹き飛んでしまう」というような表現と同じもの。現実にはこのようなことは120%ありえないわけだが、「すさまじいほどの高速・大容量のデータがやり取りされているのだな」という印象が、この一枚画でひしひしと伝わってくる。
元記事では他に2つほど、同様の「Celcom社のUSBモデムの無茶な高性能ぶり(もちろん比喩的表現)」を表現したポスターが紹介されている。


↑ 勢い余って壁を突き抜けてしまったり、その強力さがレーザー光線のようになって床に穴をあけたり……
壁をぶち破って外に飛び出してしまったり、高速さがレーザー光線と化して床をくり抜いてしまったりと、天井に突き刺さるだけで止まっている、最初の事例がマシな感じに見えてくる。いずれも一体どこの光学兵器なんだと突っ込まざるを得ないほどの派手さで、USBモデムの高性能ぶりを描いている。
「そんなわけないだろ」とツッコミたくなるが、この類の広告・ポスターでは突っ込んだ時点で「負け」。ツッコミを入れるということは、その内容を理解し、「あるわけないだろう」と判断し、強い印象を持ったからに他ならない。言い換えれば、それだけ深く心に商品や広告そのものが刻まれたことになる。
商品・サービスの性能を正しく提示しているか否かという点では間違いなく落第点だが(笑)、シンプルで(イメージ的には)分かりやすい広告といえよう。
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