平日夜・休日昼間、夜は0時まで…一人暮らしの洗濯事情

2010/10/04 06:33

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洗濯クロス・マーケティングは2010年9月22日、就業者の一人暮らしにおける家事の実態に関する調査結果の一部を発表した。それによると調査母体においては、仕事のある日は夜、仕事の無い日は朝から昼の間に洗濯をする傾向があることが分かった。前者では7割近くが夜、後者では8割強が日が出ている間に洗濯すると答えている。また夜に洗濯をする場合、洗濯のタイムリミットは20時とする回答者がもっとも多く、日を越えた時間帯はきわめて少数派であることも確認できる(【発表リリース】)。



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今調査は2010年8月26日から30日にかけて首都圏・関西圏に住む、一人暮らしで就業している男女18-39歳に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は800人。男女比・年齢階層比は非公開。

着衣を豊富にストックしていれば話は別だが、多くの人は平日・仕事のある日にも洗濯をしなければならない場面も生じてくる。一人暮らしの場合就業中の洗濯は無理なので、必然的に朝か夜に行うことになるのだが、朝洗濯派は少数のようだ。

↑ 一人暮らしの洗濯時間(洗濯をする人ベース、仕事のある日・休日別)
↑ 一人暮らしの洗濯時間(洗濯をする人ベース、仕事のある日・休日別)

仕事場が自宅近所で昼休みに自宅に戻り洗濯をする人や、就業時間が昼間でない人もごく少数はいる。仕事のある人でも11時-16時に洗濯ができる人が2.4%確認できる。しかし大部分は日中が就業時間で、朝か夜の洗濯ということになる(まさに洗濯時間の選択)。朝方は時間も無く、近所への配慮もあるのか少数派で、多数は帰宅後。中には「平日は洗濯をしない」とする人も13.5%いるが、乾燥機が無く、土日に雨が降った時の翌週には着るものに困ることになるだろう。

洗濯他方休日は一日丸ごと自由に選択できるので、干すのに都合のよい午前中か、起床時間が遅めで家事に従事できるようになる昼以降とする意見が多くなる。休日にもわざわざ夜に洗濯をする人は少数派でしか無い。

気になるのは夜に洗濯をする時間帯。個々による事情の違いはあるが、洗濯はかなり大きな音が継続的に生じるため、近所迷惑を考えて行わねばならない。何の防音対策もせず、大きな音を深夜に発生させ、周囲に騒音をまき散らせるのは、周りの迷惑を考えなくても済む一戸建てに住んでいるか、あるいはよほどしっかりした防音対策が施されている集合住宅くらいなもの。いつも休日の午後に練習をしている近隣の子供のピアノの音が、突然真夜中、寝ている時間帯に長時間聴こえてきたら、周囲の人はどう思うか。それと同じだ。

↑ 夜何時頃までなら洗濯しても良いと思うか(夜洗濯をする人ベース)(択一)
↑ 夜何時頃までなら洗濯しても良いと思うか(夜洗濯をする人ベース)(択一)

ボリュームゾーンは22時前後。自分の帰宅時間とのせめぎ合いになるが、「22時くらいまでなら近所の人も起きているから、洗濯しても良いよね?」と考えていることになる。リミットラインは「今日中」、つまり24時位までのようで、それを過ぎると「さすがにうるさいから自重しよう」とする考えが働くようだ。



洗濯は毎日出来ればそれに越したことはない。しかし一人暮らしの場合は一日にたまる洗濯ものの量がそれほど多くないことや、就業時間中は洗濯ができないことから、つい洗濯機のスイッチをオンにすることを怠ってしまう。気が付くと洗濯機の中から、あの独特の水カビ臭さがただよって来た…という経験をしたことがある人も少なくあるまい。

真夜中に洗濯機の大轟音を響かせて近所関係を悪化させる事無く、できれば洗濯は小まめに行いたいものである。



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