51.9%は「ボーナスもらっても追加のお小遣いナシ」…厳しい夫のお小遣い事情
2010/10/02 07:23
AMNは2010年9月28日、「お小遣い制に関する夫の意識調査」の結果を発表した。それによると調査母体においては、平均月額お小遣い額は2万7520円であることが分かった。一方でボーナス時の臨時的なお小遣いについては、平均では1万8075円であるが、半数以上が「ゼロ」と回答している。ボーナスが会社から支払われても自分自身にはボーナスの恩恵を受けられない、厳しい夫の懐事情が見えてくる(【発表リリース】)。
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今調査は2010年9月10日から12日にかけて、全国の30-50歳代の既婚男性・社会人、かつお小遣い制でプライベートのお金を受領している人に対し、インターネット経由で行ったもの。有効回答数は800人。年齢階層比は非公開。
既婚の場合個々の「プライベートなお金のやりくり」については、例えば夫婦両者の稼ぎを家計に全部集めてそこからお小遣いとして個々に提供したり、自分の稼ぎから一定額を差し引いてプライベートな分として取扱い、残りを夫婦全体のお金として扱うなど、多種多様な方法がある。今回はもっともオーソドックスな方式であるお小遣い制、つまり毎月一定額を家計全体から受け取る夫に対して尋ねている。
さらに、例えば月単位以外に週単位、10日単位とお小遣いの受領期間もそれぞれの家計によって異なるだろうが、月ベースで換算した場合の平均お小遣い額は2万7520円となった。
↑ 月ベースで考えた場合、普段の月のお小遣いの金額は
最多回答層は「3-4万円未満」。一方で平均は「2-3万円未満」の層に収まっている。これはそれ以下の層の回答者が多く、平均値を下に引っ張っているから。同じサラリーマンのお小遣い額については、例えば【マイナス五千円札一枚分の4万0600円・「減った」17.3%「増えた」は6.6%!-2010年のサラリーマンのこづかい事情】では約4万円と出ており、やや少ない感がある。単に調査母体の違いによる差異か、それとも直近データの今件の方が社会全体の平均値としては近いと考えるべきなのか。来年の新生フィナンシャルの調査結果がその回答を教えてくれるはず。
さて、サラリーマンの多くには給料・手当以外に賞与、つまりボーナスがある。ボーナスによって家計の底上げがされるわけだが、夫のお財布事情も底上げしてもらえるだろうか。平均額は1万8075円と、単純計算で0.66か月分となり、それほど多くはないもののそこそこな額、のように見えるのだが……
↑ ボーナス時のお小遣いは
冒頭でも触れたように、ボーナスが出ても自分の小遣いに加算されない、臨時小遣いが出ない夫は51.9%も存在する。もらえる場合は2万円-5万円がボリュームゾーンであることを考えると、「通常の小遣い一か月分くらい」か「ゼロ」のいずれかで大多数を占めていると考えた方が良い。
元資料では他にも、高額商品を買いたい時には妻に相談・説得をする人が9割超え、妻を説得する時に快諾を受けやすい「必殺の口説き文句」などが掲載されている。同じような立ち位置にあり、現状に満足感を覚えている人以外はチェックをしてみると、役立つ情報が得られるかもしれない。
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