iPad生活がより楽しくなるケース達
2010/09/27 07:30
電子書籍関連の流れを加速させたり、タブレット型パソコンへの認知度をグンと高めたApple社のタブレットタイプな携帯情報端末「iPad」。ノートパソコンやデスクトップパソコン、スマートフォンらとは違う、微妙な立ち位置にあることから、多種多様な使い方が模索され、提案されている。【iPad向けインベーダー登場】のようにテーブルの上に置き、テーブル型ゲーム筺体代わりに使うというのもその一例。今回紹介するiPadのケースたちも、その「使い方」を提案したものともいえる。さて、いかなる独創的な提案がなされているのだろうか(【oddee.com】)。
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↑ 「BookBook for iPad」
「BookBook for iPad」。直訳すると「iPad用本本」と良く分からない名前になる。実はこれ、以前マッキントッシュのシリーズの一つ、MacBook向けに発売された同様のケース「BookBook」のiPad版。特徴はといえば「盗難防止(古い本と勘違いされる)」「破損防止(ケースそのものの機能)」の二つ。特に前者はなるほどと納得させる。渋みがあって、好みの人も多いのではないだろうか。【69.99ドルで】実際に発売中。アイディアそのものはシンプルなので、日本でも色々と同一コンセプトの商品が登場しそう。
↑ Steampunk iPad。
蒸気機関が異様に発展した社会を描いたSFのカテゴリ「スチームパンク」では、得てして近代と現代がごちゃごちゃになった道具が登場する。このケースも、超近代的なiPadがちょっと昔のアイテムっぽい木の枠に取り込まれ、近代と現代が混じり合った雰囲気をかもすようになる。コンセプトアイテムのため市販はされていないが、実物を作るのはさほど難しくなさそう。既製品の枠に手を加えればすぐに創れるかも。
↑ Retro TV iPad Case。
今件で一番「しまった、やられた」とニヤリとさせられた逸品。木製のiPadケースで、これにiPadを納めると古いタイプのテレビっぽさを味わえる。iPad自身で動画を再生させれば、テレビと何ら変わらない。もちろん画面サイズが小さいモノだけれど。写真のものはシンプルな造型だが、色々と凝って昔のテレビをリアルに再現するのもアリではないかと。
↑ iArm。
最後は姉妹サイトで【先行紹介した】アイテム、iArm。名前から分かるように、手首部分にiPadそのものをつけてしまおうというもの(もちろんジョークアイテム)。自分がロボットになった気分だが、以前【新iPod nanoの比類なき使用方法】で紹介したiWatchの進歩発展版のようなもの。発想は悪くないが実用性を考えると少々以上に難がある。腕を鍛えられることだけは間違いあるまい。まるで昔の盾の一つ、バックラーを装備しているような感すらある。
今回紹介されているiPadのケース達をチェックしていると、実用性のある無しを別にすれば、作り手も多かれ少なかれ楽しんでいる雰囲気がある。右写真に例示したが、当然のごとく彼らが大好きなベーコンの形をしたiPadケースも存在する。これなら巨大なベーコンといつも一緒にいられるので、夢のようなひと時を過ごせるのは間違いない……。
……かどうかはともかくとして。このような「楽しく新技術のアイテムを楽しんでしまおう」というノリが許され、【市販化すら】されているあたりが、iPadをはじめとしたAppple製品共通のスピリッツなのかもしれない。
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