レトルト購入 スーパー一番
2010/09/24 05:17
マイボイスコムは2010年8月25日、レトルト食品の利用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体でレトルト食品を使う人においては、レトルト食品の主な購入場所として「スーパー」を挙げる人が87.9%と圧倒的多数にのぼるが分かった。ディスカウントストアやドラッグストア、100円均一ショップが回答として続くが、いずれも1割強の回答率でしかない。大多数の人は主にスーパーでレトルト食品を買い求める傾向があるようだ(【発表リリース】)。
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今調査は2010年8月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3608人。男女比は49対51、年齢階層比は10代1%・20代11%・30代31%・40代33%・50歳以上24%。
銀色などの袋、あるいは成形容器で殺菌密封され、多くはお湯で短時間温めるだけで食べられる加工食品全般を「レトルト食品」と呼んでいる。日本では多種多様の種類の食品がレトルト化されており、最近ではプライベートブランドでも多くの食品が展開されている(【参照:日本缶詰協会】)。
今調査母体では利用頻度を別にすれば92.5%の人がレトルト食品を利用。週一以上なら30.6%の人が利用している。それではそれらの人たちは、主にどこでレトルト食品を調達するのか。複数回答で聞いたところ、最多回答項目は「スーパー」だった。実に9割近くの人が同意を示している。
↑ レトルト食品は主にどこで購入することが多いか(複数回答)
【牛乳、食パン、レトルトカレー……プライベートブランド商品、躍進中】や【プライベートブランドの人気商品、インスタント食品・パン、そして……】などで解説しているが、最近では大手スーパーがこぞって(主に食品分野での)プライベートブランドを開発、提供している。それらの少なからずの品目にレトルト食品が用意されている。この「プライベートブランドにおけるレトルト食品の展開」も、スーパーでのニーズの高さを後押ししていると見ても、何ら不思議ではない。
ディスカウントストア、ドラッグストア、100円均一ショップなども上位についているが、それぞれ1割強。安さが前面に押し出されるこれらの店舗では、「品ぞろえ」「一度ですべての要件が終えられるか」という点では(特に食品面では)スーパーにかなわない。時間を節約したい主婦や、長時間の歩行が苦手な高齢者にとっては、「一回の来店ですべてが済んでしまうスーパーで、レトルト食品も」と考えるのは道理と言える。
なお今調査では3.3%に過ぎなかった「通販・ネット通販」だが、これは価格が店頭品と比べてやや割高になることが多い、品ぞろえが今一つなどの点がウィークポイント。しかし最近では【アマゾン、定期的に指定商品を自動配送する「Amazon定期おトク便」サービス開始】のようなサービスも始まっている。レトルトご飯やお気に入りのパスタソースなど、定期的に同じ種類を消費する食品なら、これを使うことも選択肢の一つとして悪くは無い。
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