レトルト食品の王者、誰もが知ってるあの食品
2010/09/21 07:03
マイボイスコムは2010年8月25日、レトルト食品の利用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、一番良く利用されているレトルト食品は「カレー」だった。利用者の四分の三以上の人が利用すると回答している。次いで「パスタソース」「麻婆豆腐などの料理の素」などが続いている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年8月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3608人。男女比は49対51、年齢階層比は10代1%・20代11%・30代31%・40代33%・50歳以上24%。
銀色などの袋、あるいは成形容器で殺菌密封され、大抵の場合はお湯で短時間温めるだけで食べられる加工食品全般をレトルト食品と呼んでいる。日本では多種多様の種類の食品がレトルト化され、最近ではプライベートブランドでも多くの食品が展開されている(【参照:日本缶詰協会】)。
今調査母体では利用頻度を別にすれば92.5%の人がレトルト食品を利用。週一以上なら30.6%の人が利用している。それでは具体的にはどのような食品のものを利用しているのか。複数回答で尋ねたところ、最多回答食品は「カレー」だった。75.4%の人が「レトルトカレーを利用する」と回答している。
↑ どのようなレトルト食品を利用するか(利用者限定、複数回答)
Wikipediaなどの言によればレトルト食品でカレーが多いのは、加熱の際に生じ得る「ニオイ」がカレー自身のスパイス臭で打ち消されて食感に影響されにくく、美味しさが損なわれにくいからという話がある。加熱臭がどこまでキツいのかはともかくとして、レトルトカレーには刺激的な香りをするものが多く、食欲をそそるのは確かな話だ。
また、オーソドックスなタイプのカレーならレトルトでなくとも容易に作れるものの、多種多様な種類・レパートリーのカレーが提供されており、購入意欲を誘い、実際にそれぞれの味わいを楽しませてくれること。ご飯以外にも麺類やパンなど、主食との相性が良いこと、そもそもカレーを嫌う人があまりいないことなども、レトルト食品でカレーが好まれる要因と考えられる。
第二位のパスタソースは、やはり作るのが面倒であることに尽きる。パスタの麺そのものは比較的作るのが簡単なだけに、「手間暇かけずにシンプルに仕上げたい」にも関わらず、ソースで時間をかけるのは本末転倒というあたりだろう。
その他色々なレトルト食品が並んでいるが、実にさまざまな食品がレトルトで用意され、手軽に作れることを実感できる。【夕食のおかずはいつも何種類? 2品が5割・理想は●品】などにもあるように「もう一品何かあると嬉しいな、テーブルの上が少々寂しいな」という時、あるいは「主食の料理を短時間で仕上げたい」時に、レトルト食品を使いたくなるのも理解できよう。
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