やっぱりね ラップ使用時の不安 トップは「思った通りに切れない」
2010/09/20 19:30
マイボイスコムは2010年8月25日、食品保存用の日用品に関するちょうさ結果を発表した。それによると調査母体のうちラップ(サランラップ)利用者で、利用の際に不満に感じることのトップには「うまく切れない」がついた。以下「しわになる」「お皿にくっつきにくい」などが続くが、「うまく切れない」は他の回答項目を10ポイント以上つき離しており、多くの人が難儀した経験があることを示している(【発表リリース】)。
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今調査は2010年8月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3610人。男女比は49対51、年齢階層比は10代2%・20代11%・30代32%・40代33%・50歳以上23%。
元々は軍事用(弾薬などを湿気から守るため)として開発されたラップが元になったのが、現在の食品用サランラップ。冷蔵庫や電子レンジのような家電製品の普及と共に利用度は高まりを見せている。今調査母体では、台所で食品保存用としてサランラップを用いている人は87.4%に達している。
それではそのラップを使っている際に感じる不満な点は何だろうか。複数回答で尋ねたところ、トップは「うまく切れない」で42.2%と4割強にも達している。
↑ ラップ利用の際に不満に感じること(ラップ利用者限定、複数回答可)
個体差によるところが大きいのだが、本体から切り離す最中に曲がってしまったり、中途半端な切れ端と化してしまうことは誰でも経験があるはず。さらに本体にぺったりとくっついてしまってなかなかはがれず、はがれたと思ったら「ささくれ」のようなはがれ方をしてしまうなど、「サランラップの切れなさは異常」との特集記事が構成されてもおかしくないほど。
トップの「うまく切れない」を除けば、第二位以降の理由は「使っている商品の質が悪い・対応していない」か、「そもそも論として使い方が間違っている」「それはサランラップの責では無い」ものがほとんど。不満に感じるのは仕方が無いが、サランラップ自身に問題があるとは言い難い。
やはり「いかにトラブルを起こすこと無く、いつでもスマートな切れ味を見せてくれるか」。この一点にサランラップの現状における最大の課題点は集約されるといえよう。そしてもしこの点が根本的に解決されるアイディアがあれば(あるいは商品に盛り込まれれば)、多くの家庭から「サランラップの悲劇」が消え去るに違いない。
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