化粧無し 「コンビニまでなら OKよ」
2010/09/16 07:09
iMiリサーチバンクは2010年9月15日、女性の化粧に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、何も化粧をしない状態で「どこへでも行ける」と回答した人は2割強に過ぎないことが分かった。もっとも多い回答項目は「近所のスーパーやコンビニまで」で、4割強に達している。一方、化粧をしないとどこへも行けないとする人も1割強に登っている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年8月26日から30日にかけて、全国の10-80代の女性に対して行われたもので、有効回答数(回答者のうち「化粧をする人」)は3153人。年齢階層比は非公開。
「外出する際に女性は身だしなみ、特に化粧に”時間”単位の準備を必要とする」とはよく言われる話ではあるし、多くの場合において事実でもある。家から一歩出ればそこは戦場。自分を「武装」してより美しく見せると共に、紫外線などからお肌を守るなどの防御も欠かせない。
それでは仮に、いつも行っている化粧を何もしなかった場合、どこまで外出できるだろうか。調査母体では「化粧が無くとも問題無し。どこにでも行ける」と答えた人は22.2%と5人に1人でしかなった。やっぱり無防備状態では、程度は別として外出をためらう人が圧倒的なようだ。
↑ 何も化粧をしない状態で、どこまで外出できるか
あらかじめ用意された選択肢の中でもっとも回答率が高いのは「近所のスーパーやコンビニまで」。こちらが40.9%。自宅の近所周辺の人と顔合わせする機会もあるだろうが、勝手知ったるお隣さんなら(言い換えれば学校や職場での知人がいなければ)別に素顔を見られてもかまわない、ということだろう。
次いで多いのは「知人がいない場所ならばどこへでもいける」の17.3%。こちらも「近所のスーパーやコンビニまで」と考えは似たようなもので、「見られても良い区切り」において「自宅近所の人」を含めなかっただけに過ぎない。つまり「何度も顔合わせする知人には素顔を見られたくないが、すれ違う人、まったく知らない他人なら特に気にしない」という次第。一方、その「知らない他人」にすら見られたくない、すなわち「どこにも行けない」という人も13.8%存在する。
場所の区切りで見ると、女性の化粧に関する意識、そしてそこから「自分の素顔の露出」がどこまで許容できるのか、どこまで「化粧をした姿で自分のことを見てほしい」と考えているのかが透けて見えるようで、非常に興味深い調査結果ではある。
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