【更新】ジープを2分ずつで分解・再組立をしてしまう男達
2010/09/13 07:07
軍用の物品は極力シンプルな構造で分解・組み立てが可能なものが望まれ、好まれる。生産工程が簡単になるのでコストが安上がりで済むし、量産も効くからだ。使う場面でも修理やメンテナンスがしやすくなり、故障率も減少する。とはいえ、それらの工夫がなされていても精密機械に違いは無く、軍の人たちは自分が使う銃などの分解・再組立の訓練などをさせられることになる。今回紹介するのは、軍用物品のシンプルさと、軍の人たちの訓練成果の程を改めて知ることができる映像である(トリガー記事:【masayangの日記】)。
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↑ Rebuild a Jeep under 4 minutes。
画面内に現れる、ジープにまたがる山盛りの赤シャツ集団。「なんか変だな」と一人が前面のカバーを開け、少々調べた上で、掛け声をかけると、残りのメンバーが一斉に行動を開始。見る見る間に乗ってきたジープをパーツに分解し、道端に並べていく。周囲からは自然発生的に沸き上がる歓声。
そして全員で「分解が終わりました」のポーズをした後、再びパーツを組み立てていく。本体のシャーシを運ぶあたりはまるで「籠(かご)」を運ぶ人たちのようですらある。そして修理部品を車内に収めつつ細部のチェックをし、再びジープは元の姿に。周囲の喝さいを浴びながら、ジープのエンジンを稼働させ、さっそうとその場を去っていく。
今映像の詳細は、残念ながら不明。ただし作業中に、ジープに乗っていた人以外の人(服装から見るに多分上官)が加わっているところを見ると、何らかのイベントでの催し物の一つとして、この「分解・再組立」が行われたものと思われる。それにしても「訓練を繰り返すことでここまでスピーディーに、そしてまるで機械の流れ作業のように、自動車の分解・組み立てができるものか」と唖然とさせられる。
それとと共に、「どこまでシンプルな作りなんだ」とこのジープの構造そのものにも驚いてしまう。まるで980円位で売っている、モーター付きのプラモデルのようなシンプルな創りと表現しても、誰も首を横にはふらないだろう。それでいて、あれだけ多人数を運んでしっかりと動いている。改めてアメリカの(色々な意味での)底力を思い知らされる映像ともいえよう。
※2010年9月15日追記
ある程度詳細が判明。カナダの3 ASG所属の技術支援師団の陸軍兵士だそうな。分解・再構築しているジープはWillys MB US Army Jeep。場所はHalifaxでのパレード。
※【ACE OF SPADES HQ】
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