「キレイに撮れる?」女性がデジカメに求める機能
2010/09/12 07:52
【カシオ計算機(6952)】は2010年9月9日、「写真に対する女性の意識に関するインターネット調査」の結果を発表した。それによると調査母体においては、デジタルカメラを購入する時に欲しい機能のトップには「高感度撮影(暗い場所でもきれいに撮れる機能)」がついた。また、基本性能以外のプラスα的な機能としては「美顔撮影」機能の人気が圧倒的に高い。女性はデジカメに、色々な意味で「キレイに撮れる」ことを求めていることがうかがえる結果となっている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年8月30日から31日にかけてインターネット経由で全国の女性に対して行われたもので、有効回答数は800人。年齢階層比は20-50代で10歳区切りで均等割り当て。また、血液型ではA型・B型・O型・AB型で均等割り当てをしている。
今やデジタルカメラには、かつての業務用デジカメに勝るとも劣らない機能が、盛りだくさんに搭載されている。それらすべてを使い切れている人がどれだけいるかは首をかしげるところだが、誰にも「この機能は欲しいナ」というものはあるはず。例えば旅行に出かけることが多いから「電池の寿命が長い」とか、動物を遠くから撮影する機会が多いので「高倍率ズーム」が欲しいといった具合である。
それでは調査母体において、新規にデジカメを購入するとしたらどのような機能が求められているだろうか。トップは「高感度撮影」。これは暗い場所でもきれいに撮れる機能を指している。
↑ デジタルカメラを購入する時に欲しい機能は(複数回答可)
要は昼夜をあまり気にせず、お気軽に写真を撮りたいというニーズがあるわけだ。また、「画面の美しさ」「高倍率ズーム」「長電池寿命」などまでは比較的ベーシックな機能であり、今現在発売されている「ちょっとした価格」のデジカメなら、機能差は別としてそれなりについているものばかり。それ以降、例えば「フルハイビジョンムービー」「パノラマ撮影」などは、オプション的なもので、機能が実装されていないものも少なくないし、あったとしても使う人は少数だろう。
しかし唯一目を見張るのは「美顔撮影」。この機能へのニーズはベーシックな機能に匹敵するほどの数字を見せている。要は被写体をきれいに写すというものだが、女性にとっては非常に気になる機能であり、当然の如く多くの女性が求めている。
年齢階層別で見ると、40代がやや少なめな感はあるが、「美顔撮影」に対するニーズは年齢差を超えてのものであることが分かる。
↑ デジタルカメラを購入する時に欲しい機能は(複数回答可)(上位五位、年齢階層別)
「美しい人はより美しく、そうでない人もそれなりに」と、何かのコマーシャルのようだが、長きに渡ってその時点での自分の姿が残る以上、女性としては特に自分の見た目、とりわけ顔を気にするのは当然なのかもしれない。そして、風景にしても自分自身にしても「キレイに」撮れることを求めているわけだ。
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