アマゾン「著者ページ」、漫画家・ラノベ作家もOKです

2010/09/09 19:35

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OK先に【著者自身で情報更新が出来る「著者ページ」、アマゾンでスタート】でお伝えした、書籍の著者自らが最新情報を掲載できる「Amazon著者ページ」。このサービスについて一部不明確な点をAmazon.co.jp側に問い合わせたところ、先ほど回答を得ることができた。「漫画単行本を発刊している漫画家も参加可能」など、質問とAmazon.co.jpからの回答について簡単にまとめることにする。



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↑ Amazon著者ページ
↑ Amazon著者ページ(再録)

詳細解説は先の記事に譲るが、「Amazon著者ページ」とは著者の情報を集約したもので、著者の作品一覧や、著者写真・略歴など、著者に関する情報を集約したページ。ソーシャルメディアにおける個々のアカウントのプロフィールページが、そのまま著者向けにアマゾン内で構築されたようなもので、利用者は本屋の作家先生毎のコーナーを確認する感覚で、その著者の本を見つけることができる。また筆者側は「アマゾンのサービス内ページで」著者ページの作品一覧の更新、著者紹介文や写真の追加、表紙画像のアップロードなど、著者自身でコンテンツをアップデートできる。

多くの創作者は独自のサイトやブログを持っているため、一見必要性は低いように見える。しかしこれも先記事の後半部分で解説しているように、「アマゾンの商品データとリンクし」「アマゾンの各種データから直接リンクされる」、すなわち「多くの(しかも購入意欲旺盛な)利用者の目に触れる機会がある」という、大きなメリットが存在する(もちろんアマゾン側で掲載前にチェックが入るので、即時性には劣るが)。

さて当方が行ったAmazon.co.jpに向けて行った質問と、その回答をまとめてみると次の通りとなる(当方で再構成済み)。

[Q]「著者セントラル」には現時点で登録されている「文庫本などの著者」だけでなく、アマゾンジャパン上に登録されている商品のうち書籍(本など)の筆者、例えば漫画本やいわゆるライトノベル作家でも登録は可能なのか。

[A]当サイトのカタログ上、商品詳細ページで著者<(著)>として表示されている方であれば、著者ページを作成していただくことができます。その際には、表紙画像に著者として名前が印刷されていることが望まれます。

翻訳者、編集者、イラストレーター、フォトグラファーなどの方は、基本的に著者ページを作成していただくことができません。ライトノベル、漫画などの著者の方は、著者ページを作成することができます

↑ 具体例(「ふおんコネクト! (4)」)。条件を満たすので著者のざら先生は作成可能。
↑ 具体例(「ふおんコネクト! (4)」)。条件を満たすので著者のざら先生は作成可能。

[解説]上記写真は以前紹介した『ふおんコネクト!』の最終巻。商品詳細ページのデータ部分で「著者<(著)>」(この場合は「ざら(著)」)とあるので、ざら先生は「Amazon著者ページ」を創る権利があるということになる(本名で無くとも、著者に掲載されている著者名でOKなことに注意)。

これが例えばゲームソフトだと何の注釈もなく単にゲームメーカー名だけ、DVDソフトなら出演者や監督がそれぞれ「(出演)」「(監督)」の注釈つきで掲載されるが、これらの場合は「著者」ではないので「Amazon著者ページ」を創ることはできない。

また「表紙画像に著者として-」のくだりはあくまでも「望まれる」なので、無い場合でも即却下ではないようだ。


[Q]「近影」の写真に自画像などを使うことは可能なのか。漫画本の作者やライトノベルの筆者先生方は本名を出さずにペンネームで活躍されている方、自分の姿をイラストなどでしか公開していない方も大勢いるので……

[A]著者写真は、基本的には著者自身の写真を掲載していただいております。しかしイラスト(著者を描いた肖像画)の場合でも、掲載を行っております。著者以外の人物写真を掲載することはできませんので、ご参考ください。

[解説]漫画家・ラノベ作家の方々は(本名を出していない人も多数いることからも分かるように)本人の姿を公開していない人の方が多い。そのような状況では今回答はありがたいお話。ただし「著者以外の人物写真を掲載することはできません」とあるので、例えば歴史上の有名人物を自画像代わりに使っている先生は、色々と考える必要が生じることになる。

今回の回答により、漫画家・ライトノベル作家の諸先生でも新機能「Amazon著者ページ」を利用できることが確認できた。少しでも自作品をアピールする場を得たい、アマゾンで自作品を購入した人に、自分のメッセージを伝えたいと考えている先生諸氏は、是非とも作成にチャレンジしてほしい。



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