本人も周囲も皆ハッピーになれる旅のプロモーション
2010/09/07 07:21


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↑ 8人の旅人に突如起きる素晴らしいハプニング。「Nous aimons tous Sylvie」とは「みんなシルヴィーが大好きだ」という意味。
これはVoyages-SNCFが担当した顧客が駅を利用して、旅立ち、あるいは来訪する際に「想像もできないような」素敵な演出で歓待するプロモーションを収録したもの。最初は(最後につながるSylvie(シルビー)嬢はパスして)子供連れの親子。ピエロの集団が取り囲み、楽しい音楽と共に風船やシャボン玉で楽しいひと時を演出。子供も大喜び。

↑ ピエロとたわむれる子供
続いては旅立とうとする女性のカブリエル嬢を、突如移動式のピアノが現れ、ロマンチックな雰囲気で別れを惜しむ演出を展開。彼女の名前を歌に盛り込み、ピアノが彼女を追いかけるものだから、周囲の人も皆「彼女との別れを惜しんでの演出」であることに気が付き大注目。本人は照れまくり。

↑ 追いかけるピアノに驚く本人。そりゃそうだ
さらにこれはある意味男性にとって一生の夢ともいえるシーン。何気なく電車に乗り込もうとしたところ、周囲から続々と女性が駆け寄り、別れを惜しみ、離れ離れになるのはイヤとしがみつく。一人二人なら情熱の国フランスでならあり得るかもしれないので周囲の人も「やれやれ」モードだったが、ダース単位でかけ寄られる状況となり、周囲もやや引いてしまう。当の男性本人はこの状況をむしろ楽しまんとばかりにニヤニヤ。そして表れるダンサーに引きつられ、女性陣と共に旅立つという、まさにハーレム状態。

↑ 人生最高の瞬間
このお客は「カンフーが大好き」ということで、突如現れた二組のカンフー集団によるバトル、そして彼らによる歓待で夢心地状態。

↑ 突如駅内で始まるカンフーバトル、そして彼らは「お客」を肩車し、王様扱いでご案内
そして最初の部分でちょっとだけ流れた、Sylvie(シルビー)嬢。彼はヘビメタの大ファンということから、ヘビメタで大歓待。しかも彼らの歌は「シルビーはカッコいい、シルビーは素敵だ、皆シルビーが大好きだ」など、シルビー嬢そのものを褒めたたえる内容。

↑ 自分を褒めたたえるヘビメタコンサートが突如目の前で開催。そりゃ驚きます
もちろんこれらは比喩的表現の一部を現実のものにしただけで、同社のお客すべてに対して同じサービスをするわけではない。しかし旅の出会いや別れがとても素敵なものであることは十分以上に伝わってくるはず。そして見ている我々も、つい微笑ましさを覚えてしまう。色々な意味で気持ちの良い、そして旅の良さがあらためて分かる(少々脱線・誤解しているかもしれないが……)プロモーション動画といえよう。
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