ニュース天気にスポーツゲーム…携帯暇つぶしコンテンツ四天王
2010/09/05 12:05
マイボイスコムは2010年8月25日、暇つぶしでの携帯電話のコンテンツ利用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち携帯電話保有者で、暇つぶしの手段として携帯電話を利用する人においては、短い空き時間には「ニュース」を利用する人が6割近くに達していた。次いで「天気」「スポーツ」「ゲーム」の順となっている。長い空き時間の場合でも「ニュース」がトップに達しているが利用者は3割強でしかなく、そもそも論として「長い空き時間なら暇つぶしに携帯電話は使わない」とする人も2割強を占める結果が出ている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年8月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3601人。男女比は49対51で、年齢階層比は10代1%・20代11%・30代32%・40代32%・50歳以上24%。
調査母体のうち携帯電話を持っている人は95.4%。そのうち、空き時間の暇つぶしの手段として、携帯電話を利用する人は約半数の49.8%。
↑ 空き時間の暇つぶしの手段として携帯電話でサイトの閲覧・利用をするか(携帯電話利用者)
これらの「利用する人」に「短い空き時間」「長い空き時間」が生じた場合、携帯でどんなサイトを使うかについて尋ねた結果が次のグラフ。
↑ 待ち合わせの合間などの短い空き時間の暇つぶしには、携帯電話でどのようなサイトを閲覧・利用しているか(利用者限定)(複数回答)(上位10位+α)
↑ 電車や車などでの長距離移動、自宅で特にすることがない、など長い空き時間の暇つぶしには、携帯電話でどのようなサイトを閲覧・利用しているか(利用者限定)(複数回答)(上位10位+α)
短い空き時間にはすぐに完結できるコンテンツ(速報性の高い情報)「ニュース」「天気」「スポーツ」が特に好まれる傾向がある。一方、ある程度時間を取れることが分かっている場合、それなりに時間がかかる「ゲーム」「ショッピング」などが上位に顔を見せるようになる。それと同時に「長い時間が取れるのなら暇つぶしに携帯電話は使わない」という人も1/4近くおり、携帯電話がどちらかといえば「短期決戦型」のサービスであることが分かる。
「長短」を重ね合わせたグラフを創ると、「短期決戦型」であることが明確化する。
↑ 空き時間の長短別・携帯電話でどのようなサイトを閲覧・利用しているか(利用者限定)(複数回答)(上位10位+α)
1回あたりの利用時間が情報系コンテンツよりも長い「ゲーム」は、「長い空き時間」の方が良く利用されている。それ以外はすべての項目において「短時間の空き時間利用より、長時間の空き時間利用の方が、利用頻度が低い」という結果が出ている。「長い暇の時間があれば、携帯電話の利用以外のことをするよ」と考えている、そしてそれを実践している人が多い次第。
このような傾向を見せる原因はいくつか想定できる。「携帯電話から発せられる情報は元々『短期集中型』のものが多く、長時間の利用はあまり想定されていない」「長時間の利用は目が疲れる」「仮眠や読書など、長い空き時間があればやりたい事は他にある」、そして「長時間利用していると電池切れのリスクが生じる」などだ。どれか一つが正解ではなく、複数の要因によるものと見た方が自然だが、コンテンツ利用の場面においても「長電話はあまり好まれない」ということなのだろう。
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