携帯暇つぶし 10分未満が6割
2010/08/30 12:10
マイボイスコムは2010年8月25日、暇つぶしでの携帯電話のコンテンツ利用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち携帯電話保有者においては、暇つぶしの手段として携帯電話を利用する人は約5割程度であることが分かった。暇つぶしをする人の1日あたりの利用時間は10分未満が6割近くを占め、お昼時と夕食時以降24時くらいまで増加する傾向がある(【発表リリース】)。
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今調査は2010年8月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3601人。男女比は49対51で、年齢階層比は10代1%・20代11%・30代32%・40代32%・50歳以上24%。
駅ホームやバス停留所で待っている人たちの姿を見ると、多くの人が携帯電話を操作している。かつては雑誌や新聞を読んでいる、あるいは携帯音楽プレイヤーで音楽を聴いている人がほとんどだったことを考えると、大きな社会の流れが生じているのが実感できる。そのような「ちょっとした空き時間」に携帯電話を利用している人はどれくらい居て、どのくらいの時間を費やしているのかをチェックするのが、今回の調査項目。
調査母体のうち携帯電話を持っている人は95.4%。そのうち、空き時間の暇つぶしの手段として、携帯電話を利用する人は約半数の49.8%という答えが出ている。
↑ 空き時間の暇つぶしの手段として携帯電話でサイトの閲覧・利用をするか(携帯電話利用者)
そもそも携帯電話を使えるような空き時間がどれくらい存在するか否かは人によって異なるので、頻度については人それぞれ。とはいえ、1日に少なくとも1回程度は暇つぶしに使う人は3割を超えている。
それではその「暇つぶしでの携帯電話利用」はどの程度の長さの時間になるのか。あくまでも「暇つぶし」程度の時間ということもあり、10分未満で6割近くを占めている。一方で15分以上も3割近い。
↑ 暇つぶしに携帯電話でサイトを閲覧・利用する時間は、利用する日の平均でどのくらいか(利用する人限定)
上記グラフではひとまとめにしてしまったが、「1日平均で1時間以上、暇つぶしに携帯電話を利用する人」も8.9%存在する。どれだけ「暇」があるのか……と考えたくもなるが、何も通勤・通学の途中だけが暇な時間ではない(夕食後、翌日の準備を終えた後は就寝までずっと暇、という人も多いはず)。
具体的な利用時間を聞くと、やはり「お昼休み」と「夕食後」の利用が多いのが確認できる。この時間帯が「携帯電話のゴールデンタイム」と見るべき。
↑ 暇つぶしに携帯電話でサイトを閲覧・利用する時間帯は(利用者限定)(複数回答)
「お昼休み」と「夕食後」の利用傾向が強いのは、【10代女性がケータイメール使いまくりなことが分かるグラフ】など携帯電話関連の他の調査でも同様の結果が出ており、携帯コンテンツの利用性向の鉄板であることが分かる。
↑ 調査回答前日にプライベートで携帯電話を使いメールをした時間帯(男女別)(再録)
ちなみに当サイトの携帯電話版Garbagenews.comケータイサイトのログを調べると、少々異なる結果が出てしまっている。
↑ Garbagenews.comケータイサイトの時間別アクセス頻度
午前中の凹み具合は変わらないが、午後はお昼以降ずっとなだらかで、夕食後まで続き、それ以降はやや増加する傾向。「暇つぶし」以外でも閲覧している人がいる、と信じたいところではあるが、こればかりはアクセスデータからだけでは分からないのが実情だ。
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